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BON JOVI ベストアルバム収録曲投票考 “New Jersey"(1988)

全233曲から投票する5曲を選ぶ苦行に臨んでいます(倍率46.6倍)。アルバム毎に候補曲を選出中


④“New Jersey"(1988年)

今作がリリースされた1988年はCDが主流になり音楽の聴き方も変わってきました。A面・B面に分けて考える必要性がなくなってきた時期です。カッコ内は作曲者です

1 Lay Your Hands On Me (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
2 Bad Medicine (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Desmond Child)
3 Born To Be My Baby (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Desmond Child)
4 Living In Sin (Jon Bon Jovi)
5 Blood On Blood (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Desmond Child)
6 Homebound Train (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
7 Wild Is The Wind (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Desmond Child, Diane Warren)
8 Ride Cowboy Ride (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
9 Stick To Your Guns (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Holly Knight)
10 I'll Be There For You (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
11 99 In The Shade (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
12 Love For Sale (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)

ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラ、デズモンド・チャイルドのチームに加え、ダイアン・ウォーレンとホリー・ナイトが参加しています。2人ともデズモンドとも曲を作っているソングライターなので、前作に引き続きジョンとリッチー+デズモンドチームで制作されたアルバムと言えそうです。

ダイアン・ウォーレン(ちなみにジョンが結婚前に一時期付き合っていたのは女優のダイアン・レイン)はデズモンドと多くの曲を共作していて、BON JOVIも関係している曲だけでも多くリストアップできるほど。

  • リッチー・サンボラ "Rosie"
    リッチー、ジョンも共作。Stranger In This Town収録。もとはBON JOVI用に作った曲

  • リッチー・サンボラ "If I Can't Have Your Love"
    リッチーも共作。100,000,000 Bon Jovi Fans Can't Be Wrong収録

  • シェール "Does Anybody Really Fall In Love Anymore?"
    ジョンとリッチーも共作

  • アリス・クーパー "Bed of Nails"
    同曲収録のアルバム"Trash"にはジョン、リッチー、ヒュー・マクドナルドが参加

  • ラット "Givin' Yourself Away"
    同曲収録のアルバム"Detonator"にはジョンが参加

ホリー・ナイトもキッスの"Hide Your Heart"などでデズモンドと共作しています。

“New Jersey"の作曲者一覧は次の通り。

ジョン・ボン・ジョヴィ 1曲(前作1曲)
ジョン、リッチー・サンボラ 6曲(前作5曲)
ジョン、リッチー、デズモンド・チャイルド 3曲(前作4曲)
ジョン、リッチー、デズモンド、ダイアン・ウォーレン 1曲
ジョン、リッチー、ホーリー・ナイト 1曲

前作も今作もデズモンドの参加はアルバムの充実に大きな役割を果たしていると思いますが、過半数の曲をジョンとリッチーで作ったことが、1990年代以降のBON JOVI楽曲のさらなる向上につながったのだと思います。

ここからファン投票楽曲の候補出しを行なっていきます(収録順にリストアップしています)。

Lay Your Hands On Me (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
ジョンがLay your hands on meと歌い出すのが1分40秒過ぎ。曲全体の長さは約6分。それでも早送りしようと思わせないアルバム冒頭を飾る1曲。

Bad Medicine (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Desmond Child)
長尺の1曲目が終わったと思ったら、いきなり17秒からサビが登場する大ヒット曲。

Born To Be My Baby (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Desmond Child)
ライブではアルバム同様に勢いを加速させる位置で披露される曲。勢いだけでなく、アコースティックバージョンでも聴けるメロディーのよさが印象的。

Living In Sin (Jon Bon Jovi)
ジョンらしいバラードで結婚前の同棲を歌った曲。2016年のアルバム"This House Is Not For Sale"に収録された"Labor Of Love"は"Living In Sin"を受けての曲なのでは?と思っています。

Blood On Blood (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Desmond Child)
BON JOVIの楽曲で扱われる大きなテーマのひとつが"友情"。その代表曲がこの曲。ジョンにはいつまでも"長髪のバンドのボーカリスト"でいてほしいですね。

Homebound Train (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
2010年のツアーにてリッチーがソロコーナーで披露していた記憶が新しい(といっても14年も前なんですね)曲。2010年以外のツアーではほとんど披露されませんでしたが、2分頃からはじまる間奏で各メンバーのソロパートや掛け合いなどを交えたりすれば、ライブでも盛り上がる曲になった気がします。今回はその間奏部分をもっと評価してほしくて選出しました。

Wild Is The Wind (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Desmond Child, Diane Warren)
シングルにならなかったことが不思議な曲。今回のベストアルバムでは、この曲やJust Olderなどシングルになっていないけれど名曲と言っていい曲に光を当ててほしいですね。

Stick To Your Guns (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Holly Knight)
ここからバラードが2曲続きますが、まったく気にならない佳曲。この曲ももっと光が当たってほしい曲。

I'll Be There For You (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
BON JOVIの数あるバラードの中でもライブで聴きたくなる曲。1996年横浜スタジアム公演でバンド一緒に"オー、オー、オー、オー"と歌っていた時はこのままずっと皆で歌っていたいと願ったことを覚えています。

“New Jersey“からは以上9曲をファン投票候補とします
(12曲中9曲を選出、今作もほぼすべてですね)


選外
Ride Cowboy Ride
(Jon Bon Jovi, Richie Sambora -クレジット上はジョンとリッチーのニックネーム、Captain Kidd, King of Swing-)
99 In The Shade (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
Love For Sale (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)

選外とした曲でも、Stick To Your Gunsへつなぐブリッジと呼んでしまうには惜しすぎるモノで録音されたRide Cowboy Ride、BON JOVIらしいロックチューンの99 In The Shade、次作の同じくアルバムラスト曲"Little Bit Of Soul"や"Burning Bridges"でも見られるような遊び心を収めた"Love For Sale"といい曲が揃った名アルバムです。

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