BON JOVI ベストアルバム収録曲投票考 “Crush"(2000)
全233曲から投票する5曲を選ぶ苦行に臨んでいます(倍率46.6倍)。アルバム毎に候補曲を選出中
⑧“Crush"(2000年)
"These Days"からジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラのソロ活動などを経て、5年ぶりにリリースされたアルバム。全体的に明るい空気に包まれたアルバムで、当初"Slippery When Wet"のプロデューサーだったブルース・フェアバーンを起用する予定だったこともうなずける内容(ブルースが急逝してしまったため起用できず)に。
日本盤発売時には、ファーストシングル"It's My Life"、テレビ朝日系ドラマ「29歳の憂鬱 パラダイスサーティー」主題歌"Thank You For Loving Me"、J-FRIENDSに提供した"Next 100 Years"のBON JOVIバージョンの3曲が売りになていて、発売時のCDケースにも3曲の曲名が記されたステッカーが貼られていました。
アルバムリリース後のワールドツアーは7月に日本から開始され、その後の日本公演は春、そして冬に行なわれることが続いたため、夏に行なわれた最後の日本公演となっています(イベントは除く)。
アルバム収録曲は以下の通り。日本盤には今作もボーナストラックとして2曲が追加収録されました。カッコ内は作曲者です
1 It's My Life (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Max Martin)
2 Say It Isn't So (Jon Bon Jovi, Billy Falcon)
3 Thank You For Loving Me (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
4 Two Story Town (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Dean Grakal, Mark Hudson)
5 Next 100 Years (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
6 Just Older (Jon Bon Jovi, Billy Falcon)
7 Mystery Train (Jon Bon Jovi, Billy Falcon)
8 Save The World (Jon Bon Jovi)
9 Captain Crash & The Beauty Queen From Mars (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
10 She's A Mystery (Jon Bon Jovi, Peter Stuart, Greg Wells)
11 I Got The Girl (Jon Bon Jovi)
12 One Wild Night (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Desmond Child)
Bonus Tracks
13 I Could Make A Living Out Of Lovin' You (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Billy Falcon)
14 Neurotica (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
アルバム"Crush"の作曲者一覧は次の通り。
ジョン・ボン・ジョヴィ 2曲(前作2曲)
ジョン、リッチー・サンボラ 3+ボーナストラック1曲(前作6+ボーナストラック2曲)
ジョン、ビリー・ファルコン 3曲
ジョン、ピーター・スチュアート、グレッグ・ウェルズ 1曲
ジョン、リッチー、デズモンド・チャイルド 1曲(前作3曲)
ジョン、リッチー、ファルコン ボーナストラック1曲
ジョン、リッチー、マックス・マーティン 1曲
ジョン、リッチー、ディーン・グラカル、マーク・ハドソン 1曲
ジョン単独、ジョンとリッチーだけで作った曲は本編では5曲のみ。デズモンド・チャイルドとのチームを入れても6曲。半数の6曲でこれまで共作していないパートナーを迎えています。
その中で注目なのはビリー・ファルコン。ビリーのアルバム"Pretty Blue World"(1991年)にジョンが参加するなど旧知の中で、現在に至るまで曲作りのパートナーとして起用されているだけでなく、娘でアーティストのローズ・ファルコンも含めジョンと家族ぐるみの付き合いをしています。
マックス・マーティンは当時バックストリート・ボーイズやブリトニー・スピアーズのヒット曲を手掛けていたソングライター。
同じくソングライターのマーク・ハドソンはエアロスミスの"Livin' on the Edge"を手掛けていました。そしてマークとともにエアロスミスのアルバム"Nine Lives"で"Fall Together"のクレジットに名を連ねていたのがグレッグ・ウェルズとディーン・グラカル。
ピーター・スチュアートはニューヨーク出身のシンガーソングライターです。
ここからファン投票楽曲の候補出しを行なっていきます(収録順にリストアップしています)。
It's My Life (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Max Martin)
"Keep The Faith"の時ほどではありませんが、復活を果たしたBON JOVI、特にジョンの姿をもったいぶってから見せるPVの演出が印象的です。2000年以降ではもっとも有名なBON JOVIの曲ですね。
Thank You For Loving Me (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
トレビの泉で撮影されたPVとジョンが着ていたオレンジ色のジャケット、メンバー4人の笑顔が記憶に焼き付いています。
Just Older (Jon Bon Jovi, Billy Falcon)
2005年から2016年頃まで続けていたBON JOVIブログ(BON JOVI情報を集めて伝えていました)のタイトルに冠したほど、大好きな曲。これから何歳になっても「決して年寄りではないんだよ、少し年を重ねただけなんだよ」と言い続けたいと思います。
Mystery Train (Jon Bon Jovi, Billy Falcon)
2003年に横浜アリーナで行われたスペシャル・アコースティックライブ(当日のジョンの調子も良くなく、商品化されなかったのは残念でした)で聴いた時にさらに好きになった曲。
Save The World (Jon Bon Jovi)
ジョンが出演した映画U-571の日本版テーマソングになったバラード。シングルカットはされず、プロモーション用CDRのみが制作され、当時のオークションで高値を付けていたことを思い出します。"Crush"に収録されているバラードはこの曲を含め、ジョンが優しい歌い方が特徴的です。
Captain Crash & The Beauty Queen From Mars (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
ライブでジョンのギターに合わせて両手を掲げ左右に振る曲。曲を楽しむことより、両手の疲れに耐えることに必死になります。
One Wild Night (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Desmond Child)
2000年のCrush Tourに続いて行なわれた2001年のOne Wild Night Tourのオープニングを飾った曲。ステージに向かうメンバーの様子が流され、エレベーターから出てくる演出とメンバーの準備ができるまで繰り返しこの曲のイントロが流されました。
“Crush“からは以上7曲をファン投票候補とします
選外
Say It Isn't So (Jon Bon Jovi, Billy Falcon)
Two Story Town (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Dean Grakal, Mark Hudson)
Next 100 Years (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
She's A Mystery (Jon Bon Jovi, Peter Stuart, Greg Wells)
I Got The Girl (Jon Bon Jovi)
I Could Make A Living Out Of Lovin' You (Jon Bon Jovi, Richie Sambora, Billy Falcon) Bonus Track
Neurotica (Jon Bon Jovi, Richie Sambora) Bonus Track
”Two Story Town” “She's A Mystery”も聴く回数が多い曲ですが、"Mystery Train"を選んだので今回は選外に。