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【旅での行動】写真について
私は百日間の旅で、五千枚近く写真を撮った。もちろん、こんなに撮ったのは生れて初めてである。最初はカメラを持っていくつもりもなく、自分の眼だけで、などと考えていた。ただ、写真を撮ってきた方が、まわりの人も喜んでくれると思い、持っていくことにしたのだ。その結果、この大量の写真が生まれた。良かったのだろうか。
確かに、写真を撮るべき場所というのもある。現に、有名な観光地では、誰もがシャッターを押していた。だがしかし、だがしかし。カメラがあると、つい写真を撮ることを第一の目的としてしまうことが多々あった。その時は、素のままで見れていないのだ。だから、自分の眼で見たいと思った時にはカメラを持たないようにはしていた。
最後の一か月は、写真に逃げていたと感じている。または、写真を撮る楽しみ、余裕があったともいえるのか。それでも、撮っていないものがある。それは人であり、街だ。それは引っ込み思案な性格も関係しているが、写真に撮ることで何かが失われてしまう気がしたのもまた確かである。この辺のことはまた考えてみたい。
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