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無限の可能性が広がる新たなフロンティア

想像してみてください。
あなたの製品やサービスが、地球の裏側で大絶賛されている光景を。
実際にそういう企業や商品は多く存在し、そして、現地に定着し始めると、あなたや日本人が想像しない変化を遂げ、ローカライズされます。

そして、それがまた日本へ逆輸入されるということもあります。

海外ビジネスは、そんな夢のような可能性を秘めています。

今日は海外ビジネスの魅力について話します。

市場の大きさ

まず、市場の大きさが魅力の一つです。日本の人口が減少する中、海外には80億人もの潜在顧客が待っています。

日本の80倍の人口

日本の人口はたかだか1億人。
ざっくりとした算段ではありますが、海外には日本の80倍の市場があります。

たとえば、アジア市場だけでも40億人以上。その規模は、まさに宝の山と言えるでしょう。

英語圏だけで18億人。18倍。

我々は日本語しか話せない。
しかし、英語だけはなんとなくわかるでしょう。
実は他国に比べて英語が浸透しているのが日本です。

その英語圏の人口は
ネイティブと第二言語の国の人口を合わせると18倍となります。

ネイティブの国は米国と英国とオーストラリア。
米国は3億3000万人。英国は6500万人。オーストラリアは3000万人。
つまり合計4億人ぐらい。

つまりネイティブは25%程度で、
残りの80%は我々と同じ二番目以降の言語なのです。

主には、インド、フィリピン、カナダ、シンガポール、ニュージーランド。
中東、アフリカまで行けば、ナイジェリアは2億、南アフリカ、ガーナ、ケニアを合わせると約1億人。

なお、日本の場合公用語が日本語のみですが、海外の国々は公用語が4つもある国もあり、公用語が1つというわけではないのです。

中国語

中国語は11億ですが、いま中国は経済が減退しており、大手企業は技術を盗まれる事を懸念して多くの大企業が撤退しています。米国の経済制裁が暫く続くでしょうし、また反日でもあるので、あまりおすすめではありません。

ただし、仕入先としては非常に良いです。

それ以外の言語

インドのヒンディー語は6億人。
南米で中心となっているスペイン語は5.5億人。

柔道が子どもの教育として普及し、
日本の文化に感銘を持つフランスは3億人。

中東、北アフリカで使われているアラビア語は2.7億人。
ちなみに中東は、日本政府が石油の交渉のために長きに渡って良い関係を築いてきたこともあり親日の国は意外と多い。

サウジアラビアの現在の国王は、日本のアニメなどの文化が大好きで、サウジアラビアにドラゴンボールミュージアムを作ってしまったほどだ。

またアジアを全部合計すると40億人いる。
比較的英語はでき、また日本のように製造業が強くないため、他国への商品を求める傾向もある。

タイで日本中古品が爆買いされてる

アジアの中のタイは7000万人で日本より少ないが、いま、タイはものすごい日本ブームで、日本の中古品が爆買いされている。

この動画を見てほしい。
まさに、過去に中国人の爆買いというのがあったが、それを彷彿させるレベル。

これは今年の5月の話しでつい最近のことだ。
商品はなんでもよいと言われるぐらいで、見ての通り、商品を見ずにカゴごと袋に詰めている。

このぐらい日本の品質に信頼があり、人気があるのだ。
加えてここ近年の円安が拍車をかけている。

海外に商品をもっていくと大化けする場合がある

次に、多様性がもたらすイノベーションの可能性です。
異なる文化や価値観に触れることで、新しいアイデアが生まれます。日本では当たり前のものが、海外では革新的な商品になることも。

逆に、海外のニーズに応えることで、全く新しい製品が生まれるかもしれません。

国内ビジネスの不振のリスクを分散させる事ができる

さらに、リスク分散の観点からも海外ビジネスは魅力的です。
日本経済の変動に左右されにくくなり、為替の変動もチャンスに変えられます。

成功事例

具体的な成功事例として、日本企業のユニクロはアジアや欧米市場への積極的な展開により、世界的なブランドへと成長しました。また、トヨタ自動車は現地生産と現地販売を組み合わせることで、多様な市場ニーズに応え、高い競争力を維持している。

これ以外にも味の素はアフリカなどの調味料が少ないエリアへ進出して一人勝ち。

スズキ自動車は、インドの小さい車が好まれるニーズを捉え、インドで大ヒットになっている。

まとめ

見ての通り、多大な可能性がある。
もちろん、リスクもあるがそれは次回以降で伝えていくが、日本には規模の小さい可能性しかない。

日本だけでビジネスをやっていると、いつか天井にぶつかるのだ。
その市場のすべての人口が買ってくれるわけではないのだ。せいぜい20%〜60%のシェアが取れればこれで業界No1だが、それ以上のシェアはなかなか増やせない。

なぜなら国内でやっていると競合が商品を真似しやすい。

ただ、海外に行っていると、日本の競合社は普段海外のサイトなどを見ていないので、真似されないにくいというのがある。

競争率を下げられるのだ。
競争率を下げられれば、顧客のことだけ考えていればいい。
競合を意識して、商品のアップデートのためにコストを使う必要も少なくなる。

自らのフィールドが広がる

最後に、自分自身のフィールドがグローバルになるというのもメリットだ。
日本だけでビジネスをやっている経営者と、全世界といかずとも、英語圏だけ、タイだけ、ASEANだけ、など別のフィールドをもっていれば、あなたは国内で一目置かれる存在になる事は間違いない。

当然、経営者としてビジネス展開の引き出しも多くなる。

まずは英語を翻訳アプリで翻訳できるレベルからで良い。
グローバルビジネスでは、国内から海外に販売してる場合、実は喋らなければ行けないシーンは実はかなり少ない。

チャットなどで海外とやり取りするときには翻訳できれば良い程度の言語力で充分なのだ。

なにも恐ることはない。

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