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ARグラスワーカーが売れている理由:2024年に世界で人気になり始めた商品
ARグラスワーカーとは?
ARグラスワーカーがわからない方のために一応、冒頭に説明しておきたいが、これはテキストで説明するより動画でみてもらう方がわかりやすい。
※音声はデフォルトでオフになっています。オンにして聞いて下さい。
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つまり、空間にディスプレイが現れディスプレイ自体が不要。
そして、歩くなどの移動をしても空間ディスプレイが一緒に移動してくれる。動画のように臨場感あふれる映画を見ながらも、冷蔵庫に食べ物を取りに行っても、空間ディスプレイがついてきてくれる。というものです。
ARグラスには次のような移動中にも非常に便利だ。
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新幹線や航空機の移動中も、空間ディスプレイが現れる。
イヤホンをつけていれば、他人の迷惑も気にする必要はない。
またカフェなどで仕事をする場合にも小さなノートパソコンのディスプレイを除くのではなく、大きな空間ディスプレイで見ることができるので疲れずに集中力高く仕事に取り組むことができる。
最後の動画は、ARグラスを掛けると、ゲームの世界に入る事もできる。
つまりこれはメタバースのような仮想空間にもすぐに入れる事を意味します。
その場所にいなければ行けない事からの開放
見ての通り、ARグラスをつけるとディスプレイがある場所にいる必要がない。
その場所にいなければならない事を解決するものだと言えます。
パソコンもスマホも要らなくなる
こうなってくるとパソコンもスマホも要らなくなってくる可能性が高い。
もし必要だったとしても、パソコンやスマホの形ではなく、ARグラスを使う前提の端末の形になるので、モバイルバッテリーのような形で、常にARグラスでディスプレイを見る前提になるかもしれない。
日本のARグラスが売れている理由
5つほどの理由が考えられる。
小型化技術や省電力技術が、ARグラスの軽量化や長時間使用を可能にしている点も、海外製品との差別化につながっています。
技術力と品質:
日本企業は高い技術力と品質管理で知られており、ARグラス分野でもその強みを発揮しています。例えば、NrealのARグラスは軽量性、快適さ、スタイリッシュなデザインを特徴としており、これらは日本の製造技術の高さを示しています。5Gインフラの整備:
日本は5Gインフラの整備が進んでおり、ARグラスのような高度な通信を必要とするデバイスの利用環境が整っています。これにより、ARグラスの性能を最大限に活かすことができます。デジタルエンターテインメント産業の基盤:
日本はアニメやゲームなど、デジタルエンターテインメント産業が発達しています。これらのコンテンツとARグラスの親和性が高く、新しい体験を提供できる点が評価されています。成熟したエコシステム:
日本のAR/MR開発者エコシステム、コンテンツエコシステム、ユーザー意識が比較的成熟しており、ARグラスの活用シーンが多様化しています。ユーザーニーズへの適応:
日本企業は細やかなユーザーニーズに応える製品開発を得意としており、ARグラスにおいてもユーザーの要望を反映した機能や設計が行われています。パートナーシップ戦略:
NrealのようなARグラス企業は、日本の大手通信事業者とパートナーシップを結び、販売チャネルや技術サポートを確保しています。これにより、市場への浸透が加速しています。
つまり、日本はARグラスが発達する土壌があるから発達している。
ということが言える。
実は商品そのものは中国企業
ここからが少し変わっているところで、
Nrealは実は中国人の日本法人企業です。
そして広報、PRに日本人と思われる人物が活動している企業で、多国籍企業だと言うことが言えます。
しかし日本市場にローカライズされている事が強み
デジタルエンターテインメント産業が世界のどこよりも発達しています。
アニメや漫画の発祥の国であり、一般消費者のエンターテイメントの楽しみ方の創造力は他国にはない市場です。
商品が特別な市場で育成された
商品そのものは中国人企業のものだが、それが日本という特別な市場で磨かれ育成され、それが日本で評価され人気が出た。という事になる。
実は他の日本の商品も製造は中国のものが多い
雑貨のタグや製造元を見てみると中国で製造されているものがかなり多い。
中国製品だからと気にする人もいるかも知れないが、実は既に我々は中国商品を日常的に使っている。
なぜ中国商品なのか?それは安いから。
とにかく日本で作るより安い。
当然原価が安ければ、販売価格に利益を乗せやすい。
日本政府が推進している「ムーンショット計画」
実は日本政府はこのARのような新しい技術を推進している「ムーンショット計画」というものを2020年から行っている。
これは「極めて困難だが、実現できれば非常に大きなイノベーションが生まれる壮大な計画」と位置づけられており、革新的な技術開発の創出のため、大胆な発想に基づく大型研究プログラムを推進する内閣府の取り組みとして行われている。
ムーンショット計画の目標のひとつは「2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」
このあたりが斬新で革新性があるのだが、人が身体、脳、空間時間の制約から開放された社会を実現する事を目標としている。
2024年現在で、このレベルの実現ができているという事は、2050年を待たずに、これらが常に実現する技術が出てくることは恐らく間違いないだろう。
これまでのARグラスは実用的でなかった
ひと昔前のARグラスは、このぐらいの大きさだった。
当然、頭につけるには長時間つけられない。それ以上になにかカッコ悪い。
女性などであれば、髪型が崩れるので、つけたくない代物だっただろう。
重さも566gだったので、眼鏡と比較するとかなり重い。
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WEB ARラボ:AR(拡張現実)発展の歴史と普及の流れを解説。
https://webar-lab.palanar.com/column/ar-history/
今はこのレベル。もう眼鏡と変わらない。
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最新ARグラス『XREAL Air 2』9月21日予約販売開始!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000078.000070978.html
重さは72g。
メガネの平均的な重さは35g。チタン製だと10g以下なのだという。
まだ重さの課題はあるかもしれないが、先のMicrosoft HoloLensが566gだった事を考えると、もうあと一息というところだろう。
Amazonの評判
コメント欄を見ると結構真面目なコメントがされている。
今日時点ではコメント数は220。コメントの評判も良さそうです。
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評価数
https://amzn.to/3Xsumhf
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コメント抜粋
https://amzn.to/3Xsumhf
アメリカで人気になったものがモノが日本で売れた。は今は過去。
もちろん今もアメリカで人気になったものが、日本で売れる事もある。
だが、昔と違うのは、日本で人気になったものもアメリカで売れる。と言う事です。
これは昔の流れにはあまりなかった事です。
円安で体験した日本という文化は外国人には想定のレベルを超えていた
私はYoutubeやTikTokで投稿されている訪日外国人のニュースや、訪日外国人へのインタビュー動画を良く見ます。
すると、
とても清潔
人が親切
電車が時間通り来るなんてありえない
日本に来た初日だったとしても
だいたいこの3つのどれかを必ず言います。
海外は日本の様に、清潔ではなく、道にゴミはゴミだらけで、店でも、店員は舌打ちしたり逆ギレしたりすることは日常茶飯事です。
電車が時間通り来るなんて事はありません。
時間にきっちりしているドイツ人でさえ「ここまで正確なのか!」と訪日して驚く程です。
その日本で人気が出たものに海外は気になる
クオリティの高さが、日常から段違いであることから、安心、信頼のレベルが非常に高い。
加えて変わった文化を持っている。
当然、海外の方は気になるわけです。
これを参考に何をすればよいか?
中国企業は日本企業に商品を提供、もしくは自分で日本法人をつくり日本人を顧客にして商品を育てるという戦略を取っているわけです。
加えて日本市場を良く知っている日本人をパートナーにして、弱みを補完仕合い、互いの強みを増長させた。という事になります。
すると我々日本人はこういう事を準備しておくべきでしょう。
1つ目
商品を提供する企業のテクノロジーの内容を普段から知っておくこと
2つ目
日本市場で何が関心を持たれているのかを普段からアンテナを立てておくこと
3つ目
仕入れて販売を成功させるパターンを知っておくこと。
4つ目
3つ目以降はスピードを持って対応できるように準備しておくこと
1つ目、2つ目はなんとかできるでしょう。
3つ目、4つ目が難しいかもしれませんが、もしこれができれば、市場に対して、先を取っていく事ができるかもしれません。
先を取っていくことができ、日本で人気になれば、そこから世界市場への道が広がる可能性が充分にあります。