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ダンスメーカー『Lucky Kilimanjaro』

職場の社風に適合しない。
どうしても携わりたい業界への想いが諦めきれない。
社会人になって1年が過ぎたものの、自分ではどうすることもできない状況に「割り切る」という選択肢を使いたくなくて転職活動を始めた。
周りの大人が言う「石の上にも3年」を越えられなさそうな自分に悔しさを募らせたり、そんなことはどうでも良いから「できるところまでやり切ってみよう!」と清々しい気持ちになったり。

炬燵で温もって雪見だいふくを食べるような相反する感情に振り回されていた時に、【Lucky Kilimanjaro】に出会った。

同じ大学の軽音サークルで出会った6人組で、テーマは「世界中の毎日をおどらせる」ことだそう。

Lucky Kilimanjaroは、同じ大学の軽音サークルで出会った6人で結成された。彼らが自ら考案し、掲げる「世界中の毎日をおどらせる」というバンドのテーマは、Lucky Kilimanjaroの音楽性と精神性を如実に反映した言葉である。彼らがおどらせるのはライブハウスやクラブのフロアだけではない。昨日から今日へ、そして明日へ。連続する日々を、そこにある私たちの生活と心をも、Lucky Kilimanjaroはおどらせる。

『Lucky Kilimanjaro』http://luckykilimanjaro.net/biography/

ラッキリ(愛称は『ラッキリ』らしい。可愛い。)の楽曲は聴いているうちに自然と心が軽くなる。
特に、私と同じように何かの壁に当たっている方に聴いていただきたいと思い、今回はオススメ3曲を綴る。

① 『またね』
2023年4月5日にリリースされた4枚目のアルバム『Kimochy Season』の収録曲。

春の隙間からさよならの匂い
鳴らしてダンスミュージック
それぞれのゆく先でまたね
僕のダンス 続けるよ

僕ら物語はまだまだ序盤
踊り足りないぜミュージック
それぞれのゆく先でまたね
春のダンス さて君はどうする?*1


桜が舞うような季節感が漂ってくる一曲。
新しい環境を目の前に緊張や不安でいっぱいな私たちに温かい言葉でエールを送ってくれているのも伝わってきます…!

「バイバイ」「グッバイ」じゃなく、「またね」が何とも言えない安心感を醸し出していると思うのは私だけでしょうか?

MVはこちらから。

桜などの春の風物詩は一切登場しないにも関わらず、なぜか「わぁ春や~」となる雰囲気。
いろんなアングルからの撮影が「それぞれのゆく先でまたね」を表しているようで、歌詞とともに何度も見返したくなります。
メンバーの皆さんが気持ちよさそうに奏でている様子もめちゃくちゃ素敵!!!

② 『ひとりの夜を歩け』
2018年11月21日にリリースされたメジャーデビュー1枚目のEP『HUG』タイトル曲。

ひとりの夜を歩け
どこまで行く
くたびれたスタンスミス
いつか果てる
その目的を探す

タイトル通り「ひとりの夜」に流したい一曲。
私は電車の窓からの夜景を肴に聴いています。

どの歌詞も骨髄まで染み渡るほど。
冒頭の「くたびれたスタンスミス」なんて身体に電流が走りました。

いいから進もう
思いの向くまま
涙が出るのは強い証拠だ

いいから進もう
想いの向くまま
好きな自分を諦めたくはないな*2

壁にぶち当たっている人にそっと寄り添うフレーズ。
私はこの部分で心が軽くなりました。

MVはこちらから。

③ 『君が躍り出すのを待ってる』
2019年6月5日にリリースされたシングル『風になる』のカップリング曲。

ところで君は踊れてる?
寂しい雲はいまだに
僕らを覆って
やりきれない夜ばかり
明日はきっと素敵な出会いがある
今日はビールでも買って
マーベルを見よう
ところで君は踊りたい?

一緒に踊ってみるのはどう?
初めてでもいいさ*3

肩の荷を下ろしてビートに乗っかかり踊り出したくなる一曲。
単に背中を押すだけではなく、「自分で選択しろ/他人のために踊るな」の歌詞でも表現されているように「自分だったらどうするのか?」と気づきを与えてくれるようにも感じます。

君が踊り出すのを待ってる
君が歌い出すのを待ってる
君が歩き出すのを待ってる*4

フェスで歌いたい~~~!!!

総じて「もっと早くに出会っていれば世界観が変わったのかも…」と思うばかり。
今年こそは生歌を聴いてみたいな。

*1

*2


*3 *4


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