第1回おすすめおじさん
前回、前々回の乃木坂工事中は「第1回おすすめクイーン決定戦」でしたね。
鈴木絢音ちゃんが国語辞典を紹介したと聞いて、さすが!わかっていらっしゃる!と思いましたよ。(何様?笑)
ところで今、ほとんどの学生さんは春休み。暇してる人も多いんじゃないかと思います。
というわけで、今回は僕がおすすめしたい小説を何冊か紹介したいと思います。マンガはほとんど読まないので小説で。
①ビブリア古書堂の事件手帖(全7巻+1巻)
僕はもうこのシリーズが大好きで大好きで。ミステリー小説ですが、何回も繰り返し読んでいるほど好きなシリーズです。
古書を題材にした物語、いわば本がテーマになっている本というのは珍しいんじゃないでしょうか。
本のことなんて知らないよ…という人でも、話の中でだいたいのあらすじや作者のエピソードなどをわかりやすく提示してくれているので大丈夫です。むしろこの本を読んだことがきっかけで古書にも手を出してみようかな、とも思えるんじゃないでしょうか。
このシリーズのすごいところは、1巻から最終巻の7巻までストーリーにブレがなく、物語の中で提示された伏線をすべて綺麗に回収しているところです。
主人公の栞子さんと大輔くんの恋愛模様や、それぞれの過去、謎を解いていくにつれて広がっていく人間関係など、「すべてが一本の糸のようにつながっている」感覚を体験できます。
ドラマの方は原作を盛大に無視したせいでちょっとコケてしまいましたが、原作を読むとそれもまぁ致し方ないなと思えるほどの傑作です。
(当時バリバリ日本代表だった内田篤人選手、逆にデビュー1年ちょっとの乃木坂46生田絵梨花さんなどもゲスト出演していましたが、どうも「ねじ込んだ」感がすごくて…笑)
全7巻+1巻と言われると「おっ…」と思うかもしれませんが、描写がうまく想像しやすい文体な上にストーリー性もしっかりしているので、一度読み始めたら止まらなくなること間違いなしです!
ちなみに、僕が特におすすめしたいのは、2巻の第3章「UTOPIA 最後の世界大戦」にまつわる物語です!
とにかくこれは自信を持っておすすめします!
②白ゆき姫殺人事件
この物語は、第1章から第4章までが「週刊誌記者にインタビューを受けている事件関係者」、そして第5章が「容疑者の手記」という構成になっています。
巻末には「資料」として、週刊誌の記事や記者のSNSなど、各章ごとに参考にしながら読むべきものがまとめられています。
で、この本。
ちゃんと(?)人が殺されますし、ちゃんと犯人が捕まります。
…が、最後まで読み終えたとき、何か違和感のようなものを感じるのではないかと思います。
ただのミステリーだと思って読んでいたら、実はそれに隠された大きなテーマに気付いていないだけだった…
それに気付いて初めて、この物語のおもしろさが実感できると思います。
これも本当におすすめです!
あまり読む前にいろいろ言われると読む気が失せちゃうと思うので、僕がこの本を読んだ感想を一言でまとめます。
「人間が一番怖い」
ということで、2つの小説を紹介しました。
まだまだおすすめしたい本がいっぱいあるので、時間があれば第2回も勝手に開催するかもしれません。
というか、みなさんのエントリーもお待ちしています。笑
今回紹介した2冊はまだ新刊書店でも売ってますし、なんならブックオフでも図書館でも手に入れることができるはずです。
読んだよ~という方はぜひ感想を聞かせてください!
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