#35 君は太陽
今回は2009年8月26日に発売されたスピッツの35thシングル『君は太陽』を見ていきたいと思います。
なんというか、新しいタイプのロックっていう感じですかね。
アニメのタイアップということもあってか、イントロから元気のいい活発なメロディが聴こえてきます。
この「アニメのタイアップ」というのがもしかしたら重要なところかもしれなくて、歌詞を頭の中で映像化するのが非常に簡単、かつどこかコミカルな映像に仕上がるんですよね。
それに歌詞の中の言葉も比較的わかりやすいというか、なんとなく喋っているのをそのまま書き写したような雰囲気があると思いませんか?
特にこのフレーズなんか面白いですよね。
ごめんなさい
理想の世界じゃないけど 大丈夫そうなんで
明るい曲調だからこそリズムに乗せて流れで歌えちゃう感じ、こういうのもまた今までにはない感じです。
肝心のテーマですが、「君に背中を押されて再び動き出す」といったところでしょうか。
そしてこの”君”が、タイトルの通り曲中では”太陽”に喩えられているわけです。
光を射してくれるイメージですかね。
例えば1番は、口先だけで「あ~もうダメだ~」と言いながらも実は諦めきれない”僕”。
できないことをうまくごまかそうとする”僕”。
そしてそんな僕の性格をよく知っている”君”。
そんな態度をとる”僕”に納得がいかない”君”が、”僕”の背中を押して奮い立たせる…というストーリー、たぶんみなさん同じように思い浮かべることができていると思います。
で、2番もチャプターとタイトルこそ違ってはいるものの、再生ボタンを押してみると結局は同じ方向性のお話が違う場面設定で再生されているわけです。
そうなると謎は先ほど挙げた歌詞の解釈だけでしょうかね。
ごめんなさい
理想の世界じゃないけど 大丈夫そうなんで
ここがいくら考えてもまったくわからなくて…
「せっかく背中を押してもらったのに結局”理想の世界じゃない”んかい!」
というツッコミもありますし、
「それで”大丈夫”なんかい!」
というツッコミもまた同様です。
なんかわかりそうでわからない、というのがもどかしいところですが、わからないものはわからないということで…笑
あとはこの曲に恋愛要素を入れるか入れないかという話ですが、これはどちらでもよさそうな気がしますね。
まぁ入れたほうがいつものスピッツらしい気がしますけどね。
MVはYouTubeで見れますし、サブスクでも聴けるのでぜひ。
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