【第1回 Legend League】優勝 キキミミ選手インタビュー!実況も叫ぶ強すぎるプレイでの勝利。勝利の秘訣は好きなテーマへの信頼か。
2024年3月3日。RED PROJECTとしては約半年ぶりのレジェンドアンソロジーをベースとした大会「第1回 Legend League」が開催された。
前身のRed Leagueで積み重ねてきたものを踏まえ改良を重ねた本大会。待ちに待っていた選手も多くいた激戦の中で優勝したのは「キキミミ選手」だ。
決勝戦は魔界劇団の強みを発揮した力強いデュエルを見せてくれた。
RED PROJECTの大会には初参加とのこと。どのような思いで戦っていたのか伺った。
――大会を振り返っていかがでしたか。
キキミミ選手(以下キキミミ):レジェンドアンソロジーというマスターデュエル内のレギュレーションが大好きで、LEGEND LEAGUEの準備期間はもちろん、そうでない期間も含めてゲーム内ポイントが合計30,000~40,000溜まるくらい遊んでいました。
――めちゃめちゃ遊んでますね(笑)
キキミミ:ほんと楽しくて無限にやっちゃいました。レジェンドアンソロジーのレギュレーションで遊んでいたときに自分の好きな「魔界劇団」の通りがとてもよかったので、この大会でも好きなカードで勝ててよかったです。
――好きなカードが活躍できるのは楽しくなりますよね。その結果さまざまなプレイングにも繋がったのかなと思います。決勝戦では「魔界劇団-コミック・リリーフ」で相手のカードを奪って、更には大量ドローもして、実況のRYUさんも「強すぎますって!」と叫ぶような展開で勝利となりました。どのような思いで戦っていましたか。
キキミミ:意外と一番緊張しなかったんですよね。全試合緊張はしていたんですけど、一番スッキリした気持ちで戦えたというか。
――これまでの試合と比べてどのような違いがあったのでしょうか。
キキミミ:相手に先行を取られちゃったのでどうしようかなと思ってたんですけど、手札誘発が良い感じに揃ってたのでなんとかやり切れるなという思いがありました。また決勝戦の相手である「ギャラクシーアイズ(銀河眼)」はレジェンドアンソロジーのレギュレーションで対戦する機会が多くて、魔界劇団はそこまで不利じゃないなという感覚もありました。
――そのほかの試合で印象に残ってる戦いやカードはありますか。
キキミミ:決勝トーナメントの1回戦です。対戦相手がひこ選手で、過去のRed Leauge(レジェンドアンソロジーの大会)で魔界劇団を使って入賞していた方だったので、そこが結構怖くて。魔界劇団はいろんな戦い方ができて、いわゆる「初見殺し」ができるテーマなんですけど、それが通用しないなと思ってかなり悩みました。この戦いが一番ギリギリのデュエルでしたね。
※第2回RED Leaugeで魔界劇団で3位入賞したひこ選手のインタビュー記事はこちらから。なお第3回RED Leaugeでは優勝している。
――使っていたデッキの強みや特徴を教えてください。
キキミミ:いろいろなプレイングから相手をメタった動きができたり、まくり性能が高いデッキになっています。あとはペンデュラム召喚を主軸に戦うテーマということもあって、リソースが凄く残るんですよね。相手の展開を妨害するのは得意じゃないんですけど、自分が一度展開して、相手の攻撃を耐えて、リソースを確保してワンショットキルを狙う、みたいな動きが狙いやすいなと思っています。
――確かに決勝戦も手札を使いきったと思ったらがっつりドローしてましたよね。
キキミミ:アニメでは魔界劇団を沢渡シンゴというキャラクターが使っていて、このキャラクターも相手の動きに対策を考えたり巧みなプレイングをしていたので、このキャラ性が魔界劇団のテーマに影響してるんじゃないかなとも思っています。
――このデッキを選択した理由やきっかけを教えてください。
キキミミ:ひとつは、自分がアニメから遊戯王に入った時に魔界劇団を使用していた沢渡シンゴを好きになったからですね。もうひとつは、今回のレギュレーションを見た時に魔界劇団の禁止カードや制限カードがあったものの、それでも意外と戦えるなと思ったからです。
――意外と戦える、と。
キキミミ:まず制限の入った「魔界劇団のゲネプロ」は、初手で引いたら最強のカードなんですけど、無くても戦えるなって感じでした。あと同じく制限のあった「魔界劇団-メロー・マドンナ」も1枚でもデッキにあればいいかなと。一番きついのは「魔界劇団-ワイルド・ホープ」禁止で、展開後の盤面の強度を上げたりリソースを補給したりできるカードなんですけど…初動という意味では上振れもしない、まぁなんとかいけるかな!と思いました。
――なんとかいけるかな、という考えが結果優勝となったので素晴らしい構築だったと思います。少し話題は変わりますが、Legend League以前のRED PROJECT関連の大会に出場されたことはありますか。
キキミミ:今回が完全に初めてですね。マスターデュエルを始めたことからRYUさんのチャンネルは拝見していて、そこでRed Leaugeを見て、次にレジェンドアンソロジーの大会が開催されたら出てみたいなって思っていたところに、タイミングよくLegend Leaugeが開催されたので参加しました。
――遊戯王はいつごろ始めましたか。
キキミミ:OCGは遊んだことなくて、初めて触ったのは「遊☆戯☆王 タッグフォース」ですかね。兄が購入した6を借りてプレイしたり、スペシャルを自分で買ったりで遊んでいました。そのあとデュエルリンクスがリリースされてから遊ぼう思ったら、スマホの容量が足りなくてできなかったんですよ(笑)
――それは災難ですね…笑。
キキミミ:なのでしばらくアニメを見るだけだったんですけど、マスターデュエルがリリースされたときにはやっと遊べる環境になっていて、そこからどっぷり浸かりました。
――先ほどは魔界劇団や沢渡シンゴが好きというお話がありました。改めて、とてつもなく好き、愛しているといったカードを一枚選ぶとしたら何になりますか。
キキミミ:魔界劇団だったら「魔界劇団カーテン・ライザー」ですけど、その他でいうと……あ、「覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード」ですね。遊戯王ARC-Vの榊遊矢っていうキャラが使うカードなんですけど、初めて見た時にすごい震えちゃったんですよ。召喚口上もそうですし、破壊力とかがかっこよすぎて惚れましたね。
――最後に、話したりないことや伝えたいことがあったら好きに語っちゃってください!
キキミミ:みなさん、ペンデュラム召喚、触りませんか?!というのと伝えたいですね。自分の中では遊戯王ARC-Vがアニメのなかで一番好きで、ARC-Vといえばやっぱりペンデュラム召喚。魔界劇団はペンデュラムのなかでも入門デッキとして優秀なテーマですので、是非。
魔界劇団好きは魔界劇団を広める…過去のインタビューでもあった光景だ。
推しを推しつつ好きなプレイを続ける選手の姿は、これからチャレンジしたい人達の後押しとなるだろう
あなたの推しと共に、次回の大会参加もお待ちしている。
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(取材・文 長谷川 優貴)