野鳥に囲まれて
時々思い出したように、私は家の側の大きな川へ散歩に行く。まだ時間は朝7時だ。
散歩にはちゃんと目的がある。バードウォッチングだ。
朝早くが鳥は1番活動的だ。昨日夜更かししてしまっても、元気な鳥を観に行きたいから早起きする。
川の側に来て耳を澄ますと色々な鳥のさえずりがする。私の双眼鏡はそこまで高性能ではないので、遠い位置にいる野鳥はシルエットしか見えない。でも鳥たちが自分の縄張りでキーキーお喋りを聴くのが心地いい。
前向きな気持ちになれる。
ようやく最近春が来てバードウォッチングを楽しめるようになった。細やかだけど鳥が大好きな私としてはたまらない季節。
冬は小さい川のアヒルを見ることしか出来ないが、今は違う。みんな鳥たちが歌ってる。
生命力に溢れている。太陽が暖かい。
これを生命の謳歌とでも言うのだろうか。
最近気持ちがどんよりしてしまう事が多いのだが、こんな心地いい朝に大きな川の側にある公園で日光浴と鳥たちに囲まれていると、生きてて良かったとすらオーバーかも知れないが思える。
日常を送っていくことは大変だが、
一歩外へ、自然の中へ出かけたら忙しい心にゆとりが出てくる。
ありがとう鳥たちを含めた自然。
ありがとう、健康に野鳥観察に出かけることが出来る私の身体。
もうちょっと朝陽をゆっくり浴びてからお家に帰ろうかな。