『もどかしいほど静かなオルゴール店』瀧羽麻子

『ありえないほどうるさいオルゴール店』の続編。

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どちらもとても素敵な本でした。短編集なので、すらすらとあっという間に読めてしまう。少し寂しく感じるくらい。この本に出てくる人達の日常を、もう少し眺めていたい気持ちになりました。

ささやかな日常の中に訪れる、ドラマのような出来事や瞬間。そこに立ち会っているような、幸せのお裾分けをいただいた気持ちになれました。

自分を振り返り、何気ない日常に忘れてしまっていることがあるような気がして、近々の日々を思い出す作業を。ちゃんと向き合って考えたら幸せなことが沢山ありました。家族、友達、好きな人、とてもあたたかい気持ちになって「ありがとう」と何度も思いました。

ネガティブ思考になりがちな私は、そういうことを考えられるようになる為に本を選ぶのかもしれません。

本の中の違う世界に浸り、現実世界に繋ぐ。本にも感謝する時間を持てました。

今日は涼しくて、本とコーヒーが楽しめる季節になったなぁ〜としみじみ嬉しく思いました。

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