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動くものと動かすもの

2022年2月20日
昼寝研究所寝言レポート#2886

午前中に北花田の紀伊國屋書店に。
密室の巨匠であるディクスン・カー先生の『連続自殺事件』を購入しました。数十年前にこの旧版である『連続殺人事件』を読んでいるのですが、まあ、お気に入りの作品の新訳ということで。
その古城の部屋に泊まった者は何故か飛び降りて死んでしまうという不可思議な現象を扱った事件です。
カーの『赤後家の殺人』という作品でも『泊まると謎の死を遂げる』部屋での強烈な謎を提示していますし、それ以外だとウィリアム・アイリッシュの短編で『自殺室』という、ホテルのとある部屋に泊まった客が自殺するというネタもありました。
この、呪われた部屋というテーマは魅力的ですが、トリックとしてはバリエーションを生み出すのが難しいところです。
この連続自殺事件のトリックはちょっと変わっていて、とても独創性があるのですが、独創的すぎて現実には実行できないだろうというアシモフ先生の指摘が。

数十年ぶりの再読をするかどうか、ちょっと迷っていますが……

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あと、本屋をウロウロしているうちに目についた『英国建築の解剖図感』なる本をめくってみると……
イギリスの建物の、色んな箇所の名前が載っている素晴らしい本。これは小説を書く時の助けになるに違いない! 今のところ具体的な計画はありませんが。https://amzn.to/35eqxVL
Kindle版があれば良かったのですが、紙の書籍のみです。

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昨日、日記を書いた後にJUNK HEADを見終わりました。

小さな人形を一コマずつ動かして作り上げた世界。
不気味な怪物が多数出てきますが、それらも一つずつ丁寧に動いているのだと思うと、もう格別の味わい。

で、ストーリーとしては、人間の住む高い世界から低い世界へと送り込まれた主人公(?)は、頭部だけの存在となりながら、地下の住民達とあれやこれや、という感じ。
最初は話らしいものがよくわからないのですが、少しずつ繋がっていく感じで、終盤はおおっ、という展開に。

いやあ、おもしろかったです。
制作者の堀貴秀監督は続編を作る用意をしているとのこと。
そのための資金にするためにDVDやアートブックを販売してます。

作品を見たからには応援せずにはいられない……
アートブックもかなり凝った感じ。

Youtubeにセットのメイキング動画が。
おお、かなり大きなセットだ〜
カッコいい……

で、この映画のことを調べていると、やたらとイラストレーターのヒグチユウコさんの名前が出てくるのですが、どうやら映画を気に入って、色々と応援されているそうです。

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はい、この休みの目標は下記のものでした。

・仕事する
・小説書く
・部屋の右の方を片付ける
・ちはやふる48巻読む
・『連続自殺事件』を購入する
・JUNK HEADという映画を見る

ちはやふる以外はほぼ達成。
良かった良かった。

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というわけで昨日2022年2月19日の自作Kindle有料版ダウンロード数は0冊。無料版が3冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は2429。ありがとうございました。

小説はまだ思ったところまで進めていませんが、ぐずぐずしているうちに重要な要素を一つ入れることになったので、それはそれで良かったです。

それでは本日もお疲れ様でした。
おやすみなさい。

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