![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25993509/rectangle_large_type_2_20a08866a346e0b6ae35ae0f244f21ca.jpg?width=1200)
KDPの本を修正する時にやること
2020年5月17日
昼寝研究所寝言レポート#2245
さて、無事に『鉄塔の下で その他の短編』が出版されました。
今回は表紙の差し替えと、挿絵の追加。本文はほぼ変わっておりません。あとがきをシンプルにしたぐらいです。
今回のような『KDP(Kindle Direct Publishing)で出している書籍のデータ更新』の際に行ったことを記したいと思います。
Kindleで(個人が)出している本の場合には、いつでも好きなときに誤字脱字などを修正してデータの更新が可能です。
で、ここで一つ問題が生じます。
書籍のデータを更新しただけでは、それ以降にダウンロードする人にだけ新しいデータが適用されるのです。
それより以前にその書籍を入手していたユーザーは、入手したときのバージョンがいつまでも表示され続けるのです。
どうしてこんなことになっているのかと言うと、想像ですが『Kindle本は「ハイライト、メモ」などを書籍データと一緒に記録できる』という機能があります。これが、本が更新されてしまうと、整合性がとれなくなってしまうため、基本的に最初に入手した時の状態を保つことにしているのかと思います。
これを『既存のユーザーにも新しいデータを配信』するためには、KDPのサポートに対してメールを出す必要があります。(KDPの出版ページの一番下にある小さい文字の「お問い合わせ」からいけます)
この際、変更点を詳細に(Kindleアプリで表示される位置Noなどを記載して)説明する必要があります。
例えば……
下記の誤字を訂正しました。
位置No456 「ちょっと持って」を「ちょっと待って」に修正
位置No1256 「そんなに待たなくても」を「そんなに持たなくても」に修正
といった感じです。
今回は
「表紙を変更して、挿絵を追加しましたので、既に本を所有しているユーザーも最新のものに差し替えられるようにお願いいたします」
という具合にメールでお願いしました。
この申請内容がアマゾンさんの方で「非常に重要なものである」と判断した場合は、ユーザーの所有している本のデータが自動でアップデートされるようになります。たぶん。このレベルの修正をしたことがありません...
そうでない場合は「ユーザーが手動でアップデートできる」ようになります。まあ、だいたいここに落ち着くかと思います。
で、本日「ユーザーがアップデートできるようになりました」との連絡が。
やったー。
というわけで、既に『鉄塔の下で その他の短編』をお持ちの方は下記の方法でアップデートが可能です。
1) ブラウザでAmazonのページを開いて右上の「アカウント&リスト」=>「コンテンツの端末と管理」で購入した本の一覧が表示されます。
2) 『鉄塔の下で~』を検索して、「アップデートがあります」をクリック。
3) Kindleで『鉄塔の下で~』を開き、データが更新されているのを確認。
本日から2020年5月22日の17時まで無料キャンペーンをやっております。
お持ちでない方は是非。
=====================
というわけで昨日2020年5月16日の自作Kindle有料版ダウンロード数は3冊。無料版が7冊でした。
Kindle Unlimitedの既読ページ数は2608ページ。ありがとうございました。
よし、ずっとやりたかった挿絵入りの本が出せたぞ~
それでは本日もお疲れ様でした。
お休みなさい。