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Kabu Berry Lab [GMO TECH(6026)IRセミナー ]  2024.6.8

目次


資料:https://kabuberry.com/wp-content/uploads/2024/06/GMO-TECH.pdf

事業内容

代表取締役社長 鈴木明人さんが登壇。
東証グロース。時価総額は現在145億円

GMOインターネットグループでの位置づけは下記の通り。
主にインターネット広告・メディア事業を手掛ける企業。

GMOインターネットグループ

スマホ向け成功報酬型広告に注力しており、インターネット集客支援を行っている。

事業としては① 検索エンジンマーケティング事業と、②WEB・アプリプロモーション事業の2つ。

【① 検索エンジンマーケティング事業】
MEO市場の成長マーケットはここ10年で6倍以上に増える見込み。

ちなみにMEOとは、Map Engine Optimization(マップ検索エンジン最適化)の略で、主にGoogleマップ向けの地図エンジンで検索結果が上位に表示されるために様々な施策を行うこと。

地図エンジンの検索結果で上位表示されることで、自身が提供するビジネスの認知を拡大し、来店促進につなげることを目的に実施される。

「MEO」とは? | マーケティング用語集 | シナジーマーケティング株式会社 (synergy-marketing.co.jp)

MEO市場 成長マーケット

【②WEB・アプリプロモーション事業】
アフィリエイト市場規模推移が大幅に増加。
GMO TECHの売上高推移も市場成長に対して7倍の速度で成長中。

アフィリエイト市場規模推移

100%子会社のGMOReTechでは、賃貸不動産のDX化事業を推進。
管理会社の契約手続きをDX化することで、手続きを簡素化する。

GMO 賃貸DX

各事業ともAIを活用したサービス開発に力を入れており、「AIで未来を創るNo.1グループ」を目指す。

ストック商材を中心としたインターネット企業として継続的な成長を推進中。

ストック収益

業績推移・予想

まずは全体の業績推移と予想について。
2022年から現在にかけて爆発的に伸びており、今後も大きな成長が見られる見込み。

今期の業績予想(引用:株探)

上場時の2014年と比較すると2023年では売上高が2倍成長、従業員数は約2.5倍に増加。

売上高とパートナー推移

パートナー報酬も業績に合わせて増加傾向。

パートナー報酬

中期営業利益見通しのグラフ。
集客支援サービスを中心に今後も増えていく見込み。
ストック収益により安定した収益を実現する。

中期営業利益見通し

株価

株価の月足チャート。2024/06/23時点で13160円。
2023年初めからめちゃくちゃ株価が上がっている。
それでもPERは22.0倍と、サービス業のなかでは高くない水準。

月足チャート(引用:株探)

日足チャートで2023年以降にフォーカスすると下記のような推移に。

日足チャート(引用:株探)

時系列による決算速報は下記の通り。
2023年に黒字復帰してから復配となり、上方修正と配当金の増額が繰り返されることによって株価が急騰したものと考えられる。

時系列による決算速報

考察・感想まとめ

なぜGMO TECHが今になって猛追しているのか詳しい理由についてはすぐに分からなかったが、OpenWorkや転職会議などの口コミを見る限りでは、GMOグループの基盤を活かしたサービスを売るための営業力がとにかく強いという書き込みが多く見られた。

ただし強い営業力故の離職率の高さや社員への負担増もあり、課題となっている模様。

GMO TECHの「企業分析[強み・弱み・展望]」 OpenWork
GMO TECHの転職・採用情報|社員口コミでわかる【転職会議】 (jobtalk.jp)

また、2024年12月期 第1四半期決算短信の四半期連結損益計算書を見ると、ここでもトップダウンの売上高が伸びていることが見て取れる。

売上原価や販管費も大きく増えているものの、それらを吸収してしっかり営業利益の数字が取れている。

2024年12月期 第1四半期決算短信:四半期連結損益計算書

1ページ戻って貸借対照表のページ。
Webサービスの企業ということで見ておきたいのは無形固定資産の内容。
1.65億円となっており、2023年12月から3ヵ月の間で約2600万円資産が増えている。

2024年12月期 第1四半期決算短信:四半期連結貸借対照表

ここでもう一つ見ておきたいのは前年同期比がどういう結果となっていたかということ。
見てみると前年同期比の無形固定資産は4400万円で、そこから1年で1.65億円まで増えているという結果に。

それだけWebサービスの需要が爆発的に伸びてきたということか?

2023年12月期 第1四半期決算短信:四半期連結貸借対照表

セグメント情報を見てもメインの集客支援事業が大幅に伸びている結果に。
一方で不動産テック事業はこれからといったところ。

2024年12月期 第1四半期決算短信:セグメント情報

伸び率を自分で算出するためにはやはり数量 × 値段に落ち着くため、特に影響力が大きい集客支援事業でどれだけ増えるか?(取引社数・アプリ導入数・無形固定資産などからざっくりと)を叩き、過去の業績推移と照らし合わせて推測値を算出してみれば良いかと・・・。
IRに確認して数字のたたき台をつくるのも一つの作戦な気がする。

ただし株価が結構上がってしまったので、ザラ場が見れない兼業投資家の私は、ある程度値下がりするまでは指をくわえて見てるだけにしようと思います。

終わりに

GMOグループの名前は結構聞きますが、インターネット事業も幅が広すぎて、Youtubeの事業説明動画を聞いても最初は専門外の知識が多すぎてちんぷんかんぷんでした。

しかし、聞いた後にネットとかで調べてみると非常に分かりやすい記事がネットに載っていたりしてて、インターネットって本当に便利な機能だなあと身を持って感じました。

テック系の企業はこれからの時代もどんどん伸びていく業種であり、無限の可能性を秘めているため、食わず嫌いをせずにこのような勉強会などを通して理解を深めていきたいと思います。

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