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朝9時10分までにしっかり儲ける板読み投資術(2017/7/14 Bコミ(坂本 慎太郎))

概要

ファンドマネージャーのBコミ(坂本慎太郎)さんが記した本であり、主に短期トレードの軸となる板読み投資について詳しく書かれている。

この板読み投資とは、朝9時から10分間だけ勝負する投資法で、板の基本から、板読み力を高める練習方法、板読み投資に適した銘柄の見つけ方、具体的な買い方・売り方、リスク管理法、板読み投資の実践テクニックなどといったBコミさんの経験にもとづいた投資手法が紹介されている。
 

目次


印象に残った内容

板はチャートよりも早く株価の動向を示すサイン

短期投資で勝つためには、誰よりも早く株価が動く兆候を掴むことが肝心。

つまり、この銘柄はこれから上がるのか下がるのかをあらゆる材料から嗅ぎ取り、一歩でも早くポジションを張る必要がある。

そのためにチャートよりも早く株価の動向を示す板読みは非常に重要。
 

板読みで重要なのはアルゴリズムを含めた機関投資家よりも個人投資家の動き

機関投資家の買いはマーケットインパクトが怖いため、できるだけ需給がブレないように慎重に買いを入れてくる。
 
一方で個人投資家は同じ方向に注文が多く入るため、板に与えるインパクトも大きなものとなる
 

逆指値を入れてリスクヘッジをかける

自分の持っている銘柄が弱い板になていたら、先に売っておくか、もしくは逆指値を入れてリスクヘッジをかけておけば、下値をどんどん切り下げていくような相場展開になったとしても、とりあえず安心できる。
 

5手先を意識した売買を心がける

板の動きを先読みしたエントリーが重要
囲碁や将棋と同じく、何手も先を読むことで勝利を呼び込む。
 

成功への近道は、利益も損失も増やすこと

勝率100%の人は大きく儲けられない。
利益をコツコツ積み上げていくのではなく、利益と同時に損失も増やしていくことが大きく勝つための条件である。
 

強い板の条件

① 買い板が分厚いこと
② 売り板が上に飛んでいること
 これらの条件の板を9時から9時10分までに見つけて利益確定を行う。
 

売り板の分厚いところを抜ける手前で仕掛ける

売り指値注文が集中しているところを抜けると、株価はスーッと上に上昇していく可能性が高まる。

このような銘柄を見つけてブレイクする一歩手前で仕込むのが板読みトレードにおけるブレイク売買である。
  

トレードで大事なことは「ロジック」

ロジックがしっかりしていればメンタルや精神力によってトレードが左右されることが小さくなる
 

負けてもファイティングポーズが取れるかどうかで今後の成長が大きく変わる

大負けすると当然誰でもメンタルがやられるが、それでもまたファイティングポーズを取れる人間が最後は勝つ。

自分自身を見つめ直して予習復習をしっかりと行い、負けと勝ちの経験を積み重ねながら自分の自身を取り戻していく。
 

感想まとめ

中長期投資を行っている自分も売り時については板を読むようにしていますが、売り時は買い時以上に難しく、なかなか本に書かれている内容をうまく実行できていないです・・・。

ただし、板を正しく読むことでチャートよりも早く需給を知ることができるのは本当であり、この板読み投資の技術について更に経験を積むことで、理解を高めていきたいと思います。
 
また、メンタルを保つにはロジックを理解することが重要であることについては正にその通りだと感じており、現在なかなか自信がない中での判断も多々ありますが、失敗と成功の経験を積み重ねながら、常にファイティングポーズを取り続けていきたいと思います。
  

Bコミ(坂本 慎太郎)さん X(旧Twitter)アカウント

https://x.com/bucomi


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