どうも。企業探偵を生業にしているREDと申します。仕事を通して感じたことや気になったことを中心に、1年間独り言のように書いていこうと思う。同調を求めるためのものでは無いので、あくまで独り言として見てもらえれば嬉しいです。
まず、企業探偵という職業について説明すると、小生が勤務しているのが調査会社で、顧客の90パーセントが法人ということ。内容は企業信用調査や代表者の信用調査、そしてメインで受けているのが採用時におけるバックグラウンドチェックである。
バックグラウンドチェックという言葉は耳にしたことくらいはあると思うが、中途採用をしようと選考している候補者の履歴書や職務経歴書に書かれている内容が正しいものかどうか、虚偽的なものは無いかを調べるものである。
昨今、リファレンスチェックの認知度が高くなってきているが、どちらも採用時における選考ツールとして使うことが出来るものの、バックグラウンドチェックとは性質が異なるものなので、この2つの違いについては近々説明する。
退職代行サービス
さて、今日の独り言は『退職代行サービス』についてである。
退職代行というサービスは聞いたことがあると思うが、この仕事をしていると結構耳にする。
小生は昭和生まれで40代前半。所謂オジサンの分類に入るわけだが、個人的な意見を言えばこの退職代行サービスは納得がいかない。
バックグラウンドチェックをしているなかで、対象者が前職で退職代行サービスを利用して辞めていた場合、その職場の人はたいてい、「急に休んだなと思ったら退職代行サービス会社から、〃〇〇さんは2週間後に退職させてもらいます〃という旨の通知がいきなり送られてきてビックリした。引き継ぎは無いし、退職の事務手続きも本人を介さないから大変だった。」という意見が多いからである。急に欠勤して、あとは退職代行サービス会社に任せるからということで本人はその後一度も出社することなく辞めていくのだ。
これってどうなんだろう?
「退職します」と会社に直接言いづらいのだろうが、あまりに責任感が無さ過ぎだと思うのは古い考えなのだろうか?
いや、少なくとも従業員に退職代行サービスを利用された会社は困惑していて、その従業員に良い印象を持っていないのだから、会社側からすると受け入れ難いサービスだと言える。
統計的に、1月と5月が退職代行サービスを利用する人が多いらしい。
どちらも1週間前後の連休を挟むため、会社に行きたくなくなる所謂『五月病』になるのだろう。
その次に多いのが7月と12月。辞めるなら賞与を貰ってからという考えであろう。
退職するタイミングについてとやかく言うつもりは無いが、縁があって入社した会社なのだから、在籍した期間の長短にかかわらず去り際はきちんと責任を持って自分で完結させて欲しいなと思う。