スタッフの満足度を高める2つのヒント
米フォーチュン誌「働きがいのある会社100」の調査元として知られている、GPTW(グレート・プレイス・トゥ・ワーク)のCEOを務めるマイケル C. ブッシュ氏によると、世界で働く人の約4割が仕事に満足していると言います。
理由は収入が良いから、ということではありません。お金のことはもちろんですが、それよりも会社や上司、同僚との関わり方が重要になります。
キーワードは「信頼」と「尊重」です。
強い信頼関係を築くために会社がすること
マイケル C. ブッシュ氏は、世界中にホテル展開する「フォーシーズンズ」をこう絶賛しています。
社員は、「お客様に良いと思うことは何でもしなさい」と言われています。良いと思うことは何でもしろ、と言うほどの信頼を社員に示すことで、社員は最高の気分になり、最高のサービスを提供します。それが世界でも有数のサービスで知られる所以です。
人は信頼されると、相手の期待に応えようと努めるもの。弊社オレコンでも、会社がスタッフを信頼することで人材の成長を促しています。
例えば、お客様への素早い対応を重視するわが社では、企業としての意思決定のスピードを速めるためにスタッフの上下関係がない、フラット(平ら)な組織「ホラクラシー」を実践。
スタッフは誰からも指示を受けずに、自分で考え・行動する自律型スタイルで仕事しています。
オレコンには上司がいませんが、お客様という「ボス」がいます。仕事上での判断に迷ったら「ボス」に直接聞き、自ら判断して動くのです。
お客様からお𠮟りを受けることもあるため、スタッフにとって、初めのうちは勇気がいる行動です(もちろん、社長や先輩スタッフもフォーロします)。
しかし、会社から信頼を得たうえでトライ&エラーを繰り返せるため、短期間、且つフルリモートで会社の業績に貢献できる人材へと成長していきます(オレコンはフルリモートの会社です)。
尊重するために会社がすること
マイケル C. ブッシュ氏は、スタッフの満足度を高めるために、尊重することの大切さも述べています。
組織の信頼を一番損なうものは、社員が不公平な扱いを受けていると感じることです。社員は職階や勤労年数、年齢、経験、職種にかかわらず、公平に扱ってほしいものです。
わが社には、カスタマーサポート、採用、経理、法務、広報・PR(SNS運用)、セミナースタッフ(都内現地/オンライン)、コピーライター、Webデザイナーなどの職種があります。
場所や時間など、自分の都合に合わせて働きたいスタッフは時給制の業務委託で働いており、スタート時は職種に関わらず同一賃金。
さらに、どの職種も同じ人事評価制度で運用しています。人事評価の基本方針は、「自分の業務を効率化して、誰かに引き継ぐと評価が上がる」というもの。
スタッフから希望があれば都度面談を実施し、評価基準のクリアが確認できれば翌月から時給アップとなり、全社チャットにて通達しています。
人事評価の基本方針が全てのスタッフに示されているだけでなく、各スタッフの評価基準達成度や、現在の時給さえも全てオープンすることで公平な人事評価を実現しています。
聞く耳を持つ
スタッフの満足度を高めるためには、会社が謙虚になり、最善の考えを常に求めることが大切です。
例えばわが社の場合、人事部門の声がけで定期的にミーティングをし、スタッフからのフィードバックを得て人事評価項目を改善しています。
スタッフが「不満を抱えている」ということは、会社の評価に問題があると捉えているからです。
・改善できない評価基準
・改善できない採用基準
・改善できない就業規則
・改善できない会社の仕組み全て
これらは会社にとって問題のある状況と言えます。
満足度だけで図ろうとすると改善の行動につながりにくいため、「こうした方が良い」、というフィードバックをスタッフから得る仕組みをおすすめしています。
最後に
オレコンではスタートアップ経営者などに向けて、リモートスタッフの採用・管理方法や仕事の進め方について、弊社の運用を一例としてお伝えしております。
ご興味があれば、お気軽に下記バナーよりお問い合わせください。無料で導入のご相談を承っています。
導入ステップは、以下の通りです。
①ヒヤリングと応募条件の設定
②採用マーケッター1名の採用、又は教育を弊社が代行
③3ヶ月で人事採用部門の自立自走へと導きます
今後もリモートワーカーの採用や人事評価、スタッフの働き方支援などについて理解を深めていただけるような発信していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
最後までお読みいただきありがとうございました!