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「35歳から成長すると思わなかった」 マネフォのPdMとして働く魅力-読むカジュアル面談 松岡 隆之-

こんにちは!マネーフォワードビジネスカンパニー採用広報の久住です。

読むカジュアル面談」シリーズでは、カジュアル面談や一次面接に登場する担当者の人柄や日頃考えていることを、面談前に理解いただけるよう紹介しています。

今回は、ERPプロダクトマネジメント本部 資産・原価プロダクトマネジメント部 部長の松岡隆之さんにインタビューしました。

ERPプロダクトマネジメント本部
資産・原価プロダクトマネジメント部 部長
松岡 隆之(まつおか たかゆき)

新卒でワークスアプリケーションズに入社し、エンジニアから製品開発の責任者まで務める。2021年11月にマネーフォワードに入社。プロダクトマネージャー(PdM)として『マネーフォワード クラウド個別原価』を担当し、現在は資産・原価プロダクトマネジメント部のマネジメントを担っている。

これまでの経歴

――まずはこれまでの経歴を教えてください。

新卒でワークスアプリケーションズに入社しました。エンジニアとしてキャリアをスタートし、小売業の店舗売上管理システムなどの開発に携わっていました。

大学院では化学を専攻していたためプログラミングの知識はなく、右も左もわからない状態からのスタートでした。でも周りも未経験採用が多く、とにかく実践を通してスキルを身につけていくカルチャーの中で、必死に学んでいきました。

2~3年するとエンジニアリングの楽しさがわかってきて。当時は大企業向けのシステムを担当していたので、 数億円規模の売上がつくような大きな案件にも携わっていました。世の中やクライアント、そしてその先のお客さまの役に立っているな、という達成感を感じていましたね。

――前職でもPdM(プロダクトマネージャー)として働かれていたんですか?

製品開発の責任者として、お客さまとのコミュニケーションの最前線に立つ役割を担っていました。

当時社内でPdMという名前はなかったのですが、お客さまの話を聞いて、社内にフィードバックしながら、新しいプロダクトを作っていく工程をリードしていたので、実質的にはPdMのような業務を担当していましたね。

マネーフォワードに入社した理由

――マネーフォワードに転職されるきっかけは何だったのでしょうか?

SaaSが台頭する時代になり、自分のキャリアを見直す中で、「より新しいトレンドの中で自分のキャリアを伸ばしたい」という思いが強くなりました。また、担当するプロダクトが成長フェーズから保守フェーズにシフトしている時期だったこともきっかけです。

自分は「ものづくりに集中できる環境で、お客さまに価値のあるプロダクトを作りたい」という欲求が強いです。そういった軸で考えたときに、SaaS系の事業会社という環境が合っているのではないかと思いました。

転職エージェントの紹介でいくつかのSaaS企業に応募したのですが、マネーフォワードの社員はみんな楽しそうにプロダクト作りを語るのが印象的でした。

カンパニーCPOの廣原さんをはじめ、新しいプロダクトをどんどん作ってお客さまに価値を届けていくぞ、という勢いを感じられたことが魅力でした。

――入社して驚いたことやギャップはありましたか?

私が担当しているプロダクトは、ベトナム・ハノイ拠点のエンジニアメンバーとOne Teamで開発しています。

最初に「あなたのイングリッシュネームはなんですか?」と聞かれて、戸惑った思い出があります(笑)。今はタカさんと呼ばれています。

ベトナムのエンジニアなど、グローバルな開発環境において“One Team”で開発するカルチャーは珍しいですよね。前職でもオフショア開発はやっていましたが、顔を合わせない受発注的な関係でした。

マネーフォワードではプロダクトの方針やその背景にある日本の商習慣をしっかり説明していく。その分、難易度が高いと思うんですが、マネフォはOne Teamでのプロダクト作りを実現しているので、すごいなと感じました。

――英語でのコミュニケーションはどうでしたか?

最初は得意でない英語で話すことに躊躇していたのですが、英語で直接コミュニケーションをとって、プロダクト作りの苦楽をチームみんなで共有しながら進めたい、と思うようになって。今はなんとかコミュニケーションできているので、自分でも成長したなと思います。

また、日本にいるエンジニアもNon-Japaneseメンバーが多い。グローバルでOne Teamな開発ができる環境は、魅力的で貴重だなと感じます。

現在の業務内容・ミッション

――現在の仕事内容について教えてください。

資産・原価プロダクトマネジメント部というPdM組織のマネジメントをしています。この部門で扱っているプロダクトは『マネーフォワード クラウド固定資産』と『マネーフォワード クラウド個別原価』です。

また、いちPdMとしては入社当初から『クラウド個別原価』のプロダクトマネジメントを担当していて、現在も引き続き取り組んでいます。

さらに、社内の横断プロジェクト「マスタダブルメンテナンス撲滅」にも向き合っています。

こちらは、『マネーフォワード クラウド』の複数のプロダクトを使っているユーザーが、プロダクトごとに情報を繰り返し入力・修正しなくても済むよう、マスタを共通化するプロジェクトです。

マネーフォワードは現在、プロダクトの併用体験の向上に注力しており、このプロジェクトはその中心となる取り組みです。

――資産・原価プロダクトマネジメント部としては、どんなミッションに向き合っていますか?

『マネーフォワード クラウド』は、中小企業はもちろん、これからは中堅以上の企業にもより価値を届けていこうとしているフェーズにあります。私たちの部門も、中堅以上の企業や上場企業に対して認知度を上げることが目下の目標です。

特に、加速度的に成長している企業は固定資産や個別原価の課題を抱えがちです。従業員やオフィスの設備が急激に増える中で、管理も煩雑になっていくからです。その成長スピードに追随できるクラウドサービスとして、『マネーフォワード クラウド』が価値を提供できると考えています。

――特にどういった点で価値を提供できるのでしょうか?

個別原価計算についてお話しすると、上場して大規模になったソフトウェア開発企業さまでも、社員が少ない時代から使っているExcelでプロジェクトごとの原価管理をしつづけているお客さまが見受けられます。企業の成長スピードに合わせて対応するには、システムよりExcelの方が柔軟性があって使い勝手がいい部分もあるからです。

しかし、長年計算式が積み重なったExcelは、いずれブラックボックスになってしまいます。また、計算結果とその元情報の保管や、内部統制の高度化において、アナログな運用では限界がやってきます。

『クラウド個別原価』は、企業の状況に合わせた柔軟な機能を備えつつ、同時にシステムとして運用の安定性も担保できる。こういった中堅成長企業のお客さまに価値を感じていただけると考えています。

――横断プロジェクト「マスタダブルメンテナンス撲滅」の取り組みは、現在どういった課題に向き合っていますか?

このプロジェクトは一見、これまでプロダクトごとにバラバラに作られていたマスタを共通化する、というシンプルなミッションに見えて、非常に大事な観点があります。

例えば、2024年9月には『マネーフォワード クラウド会計Plus』というプロダクトと、『クラウド個別原価』の部門マスタの共通化が完了しました。

従来は部門を2階層までしか持てなかったところを、10階層まで持てるようにしたり、部門の有効開始日・終了日の項目を追加し、事前のメンテナンスを可能とするなど、大きな改善も行いました。

このように、単に共通化するだけでなく、「いいものにして」共通化する。プロダクトに武器を授けるようなイメージです。

加えて、お客さまがそれぞれのプロダクトを利用されている中でのデータ共通化なので、事前の周知が重要でした。併用いただいているお客さまには、私自身も直接お打ち合わせをさせていただき、マスタ統合の背景や方針、実際の画面仕様について丁寧に説明しました。

その結果、お客さまの業務を止めることはなく共通化を実現でき、解約予定だったお客さまが大幅な機能アップデートにより継続してくださるという、うれしい事例も生まれました。

今回の部門マスタの共通化のプロジェクトは、グループ横断で表彰されるプロジェクト賞を受賞することができました。

現時点では、『クラウド会計Plus』と『クラウド個別原価』の共通化が完了したところですが、近接する他のプロダクトにも横展開していく予定です。

大切にしていること・やりがい

――松岡さんはPdM組織のマネージャーとして、どんなことを大切にしていますか?

マネフォのValuesである「User Focus」を大切にしています。プロダクト開発においては、PdM同士で意見が対立することもありますが、多数決で決めるわけにはいきません。最終的な決め手はユーザーにあります。

マネーフォワードのValues「User Focus」

プロダクト開発は「システムがどう動くか」という仕様の話になりがちですが、マネフォでは「ユーザー」を主語に議論する文化が根付いている。この姿勢がすごく大事だと思っていますし、私たちのチームでも常に意識しています。

また、現在ビジネスカンパニーには60人を超えるPdMが在籍し、20を超えるプロダクトを抱えています。さまざまなチャレンジができて、互いに切磋琢磨できる環境だからこそ、PdM自身がナレッジを発信することを推奨しています。

これまではプロダクトごとのスモールチームで、スピード感を持った立ち上げが重要でした。これからは、先ほどの通りプロダクトを横断した体験をよくしていく必要があります。実際に、PdM同士でナレッジ共有を行い、優れた取り組みを発表し合っています。

――松岡さん自身は、どんなときに仕事のやりがいを感じますか?

先ほどお話しした部門マスタの共通化もそうですが、大きなチャレンジを複数のチームが協力して成し遂げる瞬間に、達成感を感じます。

これだけ大きな挑戦の機会は、社会人生活のなかで何度も経験できるものではないと思うんです。でも、マネフォではそんな貴重なチャンスがたびたびあります。

35歳のときに入社して、こんなに成長するとは思っていませんでした。この年齢になると、今まで培ってきたスキルだけでアウトプットを出す働き方になりがちですし、入社時は自分もそうなるのかなと想像していました。

しかし実際には、英語を使ったグローバルな開発や、難易度の高い横断プロジェクトに関わりながら成長してきました。いくつになっても成長を実感し続けられる環境であることも、マネフォの魅力ですね。

こんな方と一緒に働きたい!

――どういった方が活躍できそうですか?

マインドとして「変化を楽しめる方」は向いていると思います。マネフォもユーザー企業も非常に速いスピードで成長しているので、期待に応えるプロダクトを作るために、変化に追随することが重要です。

また、国籍もバックグラウンドも多種多様なメンバーがいるなかで、ユーザーフォーカスとプロダクト作りを楽しむ姿勢は共通しています。互いにリスペクトをもって、チームとして同じ目標に向かって走れる人が求められていますし、カルチャー的にも合うと思います。

スキルとしては、本質を引き出すコミュニケーションができる方に入っていただきたいですね。

お客さまの課題を深掘りする場面でも、社内で目線をすり合わせる場面でも、上っ面の議論ではなく、本質的なコミュニケーションが重要。相手が「1」言ったことを聞いて、「10」を引き出すための言葉の投げかけができるといいですね。

それがその人自身のキャッチアップのスピードの速さにもつながりますし、プロダクトの成長にも貢献するはずです。

応募はこちら

現在、マネーフォワードビジネスカンパニーには、『マネーフォワード クラウド』の価値を最大化しプロダクトマネジメントを推進するPdMとして、60人を超える仲間が集まっています。

切磋琢磨できる仲間とともに、PdMとして『マネーフォワード クラウド』を前進させることにご興味のある方は、ぜひご応募ください!