最強のリーダールフィに学ぶチームづくり
毎日自分に二日酔い!どうも人事部長のTOMです!
「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!!!」
言葉としては一見情けないこの一文
国民的人気漫画の主人公 モンキー・D・ルフィの言葉
作中屈指の名場面でもあります。
「助けてもらわないと生きていけない」
というセリフは、実は誰もが目を背けている本質ではないでしょうか?
日常生活ですら、人は誰かの助けなくして生きていけません。
1人でできることなんてたかが知れています。
特に仕事はチームで行うことが多く、
この『チームづくり』の大切さを社会人になってからはより強く感じます。
ワンピースから学ぶビジネス書も多く出ているように
この大人気漫画からはたくさんの教訓が得られます。
僕も麦わらの一味はいい組織であり、ルフィは良き上司だと感じます。
そこで今回はワンピースはワノ国編くらいまでをなんとなく読んだことのあるライトなワンピース読者のTOMが、
読破したあたりまでのルフィの言葉から、特に『チームづくり』に転換できる要素のある部分をまとめていきたいと思います!
「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!!!」
まずは冒頭でも引用したこちらのセリフ
ルフィの魅力が最大限に出ていると思います。
自身が不完全であるということを認める
完璧超人だったら一人で仕事をした方が効率がいいでしょう
実際にはほぼ例外なくどんな偉人でもいい人でも短所があります。
だからチームで仕事をします
仲間の弱点は、ほかの誰かの長所で補えばいい
チームワークは人の長所を最大限に活かし、短所を補い合うことで成り立ちます。
飲食店のスタッフにおいても
人と喋るのは苦手だが、キッチンが誰よりも早い
作業スピードは遅いが、お客様にもスタッフにも愛される人柄と気遣い
など人それぞれ短所と長所があります
人の長所をたくさん見つけて、目を向けて活躍させる
チームを機能させる、ルフィのリーダーとしての要素の大きな一つです
「おれ達の命くらい一緒に賭けてみろ!!!
仲間だろうが!!!!」
クーデターが発生しようとする母国を救おうと誰にも相談せず
一人奮闘するアラバスタ王国の王女ビビに対して発した言葉です。
この言葉から転用出来るポイントは二つ
・信頼してる人のやっていることを信じる大切さ
・なんでも話せるフラットな関係を築こうとする意思
ルフィは口が上手くないので少し強引な言い方になりましたが、
ルフィ達を最悪の状況に巻き込みたくないと言う優しさ=空気を読む行動
を見せたビビに対して、危険が見えているなら気にせず仲間たちを使ってくれ。という気持ちからでたセリフです。
空気を読むのは日本人の美徳ですが
何かに困っていても相手に迷惑がかかるからと助けを求めづらい場面は、
業務上でも起こりえます。
しかしチームでの仕事では相手が喜ばなかろうと、
ゴールの達成のために助けを求めることが必要になります。
それをしなかったビビにルフィは怒ったのでしょう。
チームをうまく機能させるためには
自分の意見を言うこと
相手の立場に臆さないこと
自分の弱さを仲間に見せること
仲間の助けには全力で応えること
が大事であることが麦わらの一味から学べます
「おれは!!!! 弱いっ!!!!」
兄エースのかたき討ちを果たせなかったルフィの悲痛な叫びです。
海賊王になるため、ひたすら邁進し続けてきたルフィが自らの弱さを認め涙するルフィ。
弱さを受け入れたルフィはその後冒険を中断し、修行期間を設ける決断をします。自身を客観視し、ダメな部分を認め、克服する。成長するためには、弱さを受け入れる強さが必要だと気づかせてくれるセリフです。
弱さを認め、それでも人を率いるリーダー像を
オーセンティック・リーダーシップといい
近年このオーセンティック・リーダーシップが次世代の理想のリーダー像として注目を集めています。
これはハーバード・ビジネス・スクールの教授のビル・ジョーンズ氏によって提唱されたリーダーシップ論です。
ジョージ氏はオーセンティック・リーダーシップを発揮するリーダーの要素をとして下記のような例を挙げています。
自分の目標を明快に理解している
自身のコア・バリューに忠実である
情熱的に人をリードする
人とのリレーションシップを構築する
自身の規律を守る
画一的ないわゆる『リーダー』の自分を当てはめていくのではなく
「自分らしさを大切にする」リーダーシップです。
この実現のために効果的な心理的アプローチが下記
「弱さ」を認める
「役割性格」を超える
「人」と比べない
「役割性格」を超えるとは
上司や部下などといった、役割を超えて、ありのままの自分で接すること。
心理学には自己開示という概念があり、自己開示は相手の距離感を縮める効果があります。
自己開示を受けた人はその人をより好意的に見るようになり、自分自身も自己開示をするようになります。
ルフィはこの自己開示に長けており
命令をするよりも、自身の思いを明確に示しその思いに沿うような行動であれば基本的に信頼して意思決定を託します。
ルフィは正に、理想の次世代のリーダーといえます。
宴だ~‼‼‼
物語の節目節目、特に強敵を倒した後
ルフィたちは恒例のように宴を開きます。
物語が進むにつれてその規模は大きくなっていきます。
宴の参加者で固定されているのは麦わらの一味のみ
その他の参加者は冒険の途中で偶然出会った人々や
今まで戦ってきた敵陣営がいることもしばしば
誰とでも分け隔てなく接することの出来るルフィ
宴会を心から楽しんで、「もう一度、みんなで」と思う
漫画や映画を見ても、
「これnoteの記事に使えるな」という視点から見てしまう自分に呆れながら
今日もいい宴のために頑張るぞ