大会が終わった後に急に調べることが多くなりそうな計測の話①~とはいえまず計測環境、整ってますか?~
どうもりくるーとです。
自己紹介は最初の記事を読んでください。
今回の記事は前回2つとは違い今回新規でしたためたものです。
いくつかに分けて書く予定です。
もちろん計測についてですから今までの記事と内容が被る部分もあります。
さて学生フォーミュラ大会、どうでしたでしょうか?今年は古戦場期間と被って騎空士しながら学生フォーミュラしてた人はもう大変だったかと思います。
私にとっての最後の大会はもう〇年も前のことなので(いやマジかよ早すぎだろ)正直この情報必要かなー、多分周りのやつらからいろいろ意見飛んできそうだなーなんて思いつつ大会後の現役の方に向けてこの記事を送りたいと思います。
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大会後ってものすごくモチベあがりますよね、
わかります、わかりますよ。
「来年こそはさっさと車両仕上げたくさん走らせてもっといい結果出すぞ!!!うおおおおおおおおおおおお!!!!」
って思っている方も多いと思います。
ちょっと待ってください。
せっかく作った今年の車両、ないがしろにしてませんか?
いやもうめっちゃ気持ちわかりますよ!すぐCAD開いて来年度の自分の担当部品作りたいですよね?
その気持ち、どうか一旦計測にぶつけてください。
もちろん大会後の数か月を当たり前のように前年度車両の分析に充てているチームもありますが、昨今ではそのノウハウの引継ぎすら危ないチームもいるのかなという印象を受けます。
(印象を受けるだけでしたらごめんなさい)
今回は大会終わった!計測したい!どうしよう!
って感じの記事です。
今回は文字数めっちゃ増えそうなので続き物で小出しにして更新していこうかなと。何パートになるかはわかりません()
すでにこの記事で2000文字あるか無いかですし。
決して私が都度記事の内容を考えたくないとかそういうことではない。
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「とはいえまず計測環境、整ってますか?」
測るにしても環境がなければ始まらない。
というわけで最初は計測環境の有無ついてつらつらと。
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学生フォーミュラでよく見るデータ収集機器だと、エンジンECUのCANデータをもってくるようなもの多いのかなと思っております。
※CAN:自動車に多く使われるシリアル通信プロトコル、まぁICVの人は自動車の制御データ持ってきたり書き換えたりするときに便利な通信程度…の理解で大丈夫です。EVはこれ知らないとお話にならない。CANと知らずに扱ってる学生さんもいそうだけど。
そのCANで持って来れるデータってエンジンの情報だけで、足回りとかのエンジンの外の人たちは別途計測環境を整える必要があったりします。オプションでセンサ配備できるやつもあったりしてそこにつなぎこんでるなんてチームも最近は多いかもですが
と、どのチームにもありそうなものを例に挙げましたが要はこの環境の判断って
「自分のパートの設計に必要な数値揃ってますか?計測する手段はありますか?」
という問いかけの答えにあたると思ってます。
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昔見たデザインレポートのよくある事例として、
「構造解析のデータを設計に反映させました!」
で終わっていることがあったりしたのを覚えています。
もちろん学生フォーミュラですし
「時間がないからそれで出したけど本当は実測までやりたかったんだよちくしょー!」
って感じの人も多いというのは重々承知しています。
ではなぜ時間が無かったのでしょうか?というとおそらく学生フォーミュラにおいては、計測が後回しになっていることが多いのが原因の一つと考えられます。この辺りは前の記事にも似たようなことを書きましたね。
車両が出来上がらないとそもそも大会には出られないですから、全パートがいちいち計測→実測→改良→完成なんてプロセスを悠長に踏んでいるわけにもいかないとも思います。しかし、私を含めこのプロセスをちゃんと踏まなかった人は、たいてい社会人になって「うわちゃんとやれば良かったわ」とか「いや俺のやってた設計作業何だったん?」みたいになります。
話が少しそれましたが、では時間が無くてどうしてできなかったのかというと、大体が測定環境をセッティングできなかったに起因するのかななんて思います。少なくとも私の時はそうでした。
皆さんは自分の作成したパーツを評価する手段をちゃんと持っていますか?
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ちょっとこのあたりの話で思い当たる節があっておなかを痛くした人がいたらごめんなさい。トイレに行って下さい。
各パートの人が自分の担当パーツについてこの問答ができると、マシンってよりよくなるのかなと私は勝手に考えております。
この記事で一旦CADを閉じて計測に目を向ける人が一人でもいたら、私は十分嬉しいかなと思います。
次回は「問答してみたがYES/NOの答えがわからんそもそも」という意見が聞こえてきそうなので、そこについてつらつらと書いていこうかと。
それでは皆さん、また数日後。
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