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10月28日(はれ)の日記

「読んだ本の感想をnoteに書いてみませんか?」

投稿ページを開いたら白い入力欄に心持ちグレーな文字でそう書いてあった。そういや最近また本読まなくなってきたな、だいたいこのページ開いた時点で何かを書こうって思っているひとばかりだろうからこのタイミングでテーマ提案するのはどーなのよ、とかケチをつけてみたりマイナスなことばかりを考えている。

かといって生活がずっとどんよりどよどよしているわけでもなく、天気のよい秋の空に目を細め、きもちがいいわねえええなんて散歩したり、気分がいつも一定のところに留まっていてはくれない。

何も生み出さない人生を送っていると、ああ、あと子供が大きくなっちゃったらやることないなあ、なんて、自分で書いてるうちにどんどん気分が滅入ってきちゃったぞどうしよう。

そんな精神不安定なわたしが最近、steam(PCゲームを販売するポータル)で「PLAYNE」という瞑想ゲームを買いまして。最近流行りのマインドフルネスってやつ。よくわかってないけどマインドフルネス。フレッシュネスよりはおいしくなさそう。

深く呼吸して、自分の中に生まれる考えを肯定せず否定せず生まれるがままにまかせて、自分を川だと想像し、自分の中の川に考えが流れていくのをただ眺める、そんな感じで自分が決めた時間、画面に映し出される野原の中で瞑想するゲーム、のはず。だって説明が全部英語なんだもの。雰囲気でしかつかめてないわよ、意訳よ意訳の極みよ、ぷんすか(誰に怒っているのか)

毎日(たまにサボりがちになるけど)数分間、そんな時間を過ごしているうちに、日常生活で怒りとか悲しみとかの嵐が心に沸き上がっちゃって暴れまくっちゃってどうしようもないときに、ふとあの画面の中の野原を思い出すと少しだけ冷静、というか「calm」な状態に戻れる、ような気がする。

ただまあそんなに簡単にセルフのマインドをコントロールできるわけでもなく、心の暴風の中、あの野原の存在を思い出すまでに40分かかっちゃったりして。そんなときわたしの頭の中に架空の校長先生が現れる。

「あなたが静かになるまで、40分かかりました」と。

校長先生ー、わたしが安定した心を持てるようになるまであとどのくらいかかりますかー?大きな声で質問してみても、檀上の校長先生は笑顔のままで何も教えてはくれない。いやまず、頭の中に校長先生が現れる時点でどうなの、マインドフルネス的に。(言ってみたいだけ)

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