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回復期の病院で働いていると、脳血管疾患により中枢性顔面神経麻痺を呈し、構音や嚥下に支障を来している症例をよく見かけます。

その一方で、構音や嚥下には大きな影響はないにも関わらず、本人の不全感の強い、「顔面の感覚障害」を訴える症例も多く見かけます。
例えば、「顔を触られた感覚が薄い」「麻酔がかかったような感じがする」「重く感じる」といった訴えがあるのではないでしょうか?

STとして関わる「感覚障害」は、おそらくほとんどが顔面や口腔内の領域になると思います。
しかし、教科書や論文を探しても、中々考え方やアプローチ方法について書かれていないのが現実です。

そこで今回は、「感覚」に焦点を当て考え方をおさらいしてきたいと思います!


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