PTAのお手紙をLINE公式アカウントで代替した結果→アンケートでいただいた声
「PTAのお手紙を、LINE公式アカウントからにしてみた」という記事を書いたあと、だいぶ時間が経ってしまいました。その年度末にアンケートを取っていたので、どの学校のことか、また回答者を特定できないようにしたうえで結果を報告したいと思います。
Q:PTAのLINE公式アカウントに登録していましたか
秋ごろに登録のお願いをして、冬に登録状況のアンケートをした結果、登録者は9割越えでした。だいたい想定のとおりです。
※紙でもご案内しているアンケートなので、LINE公式に登録していない方も回答しています。
Q:PTAのLINEアカウントに登録しない理由を教えてください
1位:存在を知らなかった(非登録者のうち4割)
→秋に他のプリントと混じった状態でご案内したから、ということが大きいと思います。年度初めや総会のときに口頭でも補足説明し周知を徹底することで、ここは減らせそうです。
2位:LINEアカウントを持っていない(非登録者のうち約3割)
→保護者世代ではLINE登録率は9割近い状況ですが、それでもLINEアカウントを持っていない人は強い意志を持って登録していないのだと思います。だとするとどうしようもないので、重要なお知らせや回答の必要なものは紙でもご案内、そして学校にも掲示する、で代替でご了承いただきたいと思います。
3位:LINEアカウントを持っているが、PTAからの案内に興味がない(非登録者のうち約2割)
→これは配信ツールの問題ではないので、今回は気にしません。今回電子化したことで生まれた時間で、無関心な保護者にとっても魅力を感じられる活動をしていけるといですね☺
Q:PTAのお手紙電子化について感じたことを教えてください
(賛成派:9割以上)
・プリントの管理が大変なので、電子化してくれて助かった。(子どもが複数いるならなおさら!)
・見返すときにいちいち探さなくていいから楽でした。
・習い事や買い物などの外出先でも確認できるので、スキマ時間に活用できてよかった。(学校の案内も、すべて電子化してほしい!)
・紙が無駄にならない。お金もかからず、資源的にもエコでよい。
・印刷・裁断・折り・配布という役員の方の負担減になるのでよい。
・LINEでよかった。内容としてはブログURL→書類添付 の形ではなく、LINEに直接添付してほしい。(これは学校側が「会計報告など誰でも見られる状態にしたくない」と言ったのでこうなってます。見られたくない理由は後日判明したのですが…)
…と、本当に概ね好評でした。たぶん、今年アンケートしていたなら感染拡大防止にも役立ったという回答があったんじゃないかなと思います。
(懸念派:1割以下)
・個人情報を守ることができるのか不安があります。
(→反論:PTAはLINE公式を使っても、皆さんの個人情報は保持していません。LINEの個人情報の扱いを懸念する方向けに、学校の掲示板に紙でもご案内しておりますし、重要なものは紙でもご案内しています。
ちなみにこの地域の行政もLINEアカウントを使って広報やってませんかね?)
・子どもの前でスマホを触りたくないので、すべて紙に戻してもらいたい。
(→反論:お気持ちはわかるのですが、すべての人への紙配布にかかる役員の拘束時間が気にならないようでしたら、ぜひ次年度役員に立候補なさってください。
それは嫌だということでしたら、お子さんが寝ている時などにスマホでご覧いただくのはいかがでしょうか。それも嫌ということでしたら、学校の掲示板に紙でもご案内しておりますし、重要なものは紙でもご案内しています♪)
※目が見えない、字が読めないといった障害をお持ちの方からのご意見であれば、バリアフリー対応として別途対策をしたと思います。でも、紙だと代読が必要ですが、電子化の場合は音声読み上げ機能もあり、電子化のほうがいいかも?ですね。もし読めない保護者の方への周知について、よい方法をご存じの方がいらっしゃったらお知らせください。)
・学校の校長や教職員が賛成しているか心配。
(→反論:PTAの意思決定者は校長や教職員ではなく、総会です♪)
Q:次年度以降、同様に電子化するとしたらご協力いただくことは可能でしょうか
反対派が「次年度の役員は、ITができる人ばかりではない!」と心配するので、役員としてではなく、電子化のサポートのみ一時的に手伝ってくれますか?という設問を入れてみました。
結果は…回答者の4人に1人弱が「はい」と答えてくれました!
心配していたよりけっこう多いです。これで次年度も安心そうです!(実際、その次の年も無事、電子化踏襲していたようです)
以上、導入のご参考になれば幸いです。
サムネイル: fujiwaraさん/photo-ac
PTA活動で感じた苦労をノウハウとして他のPTA役員さんたちに還元することで、喜びに昇華しようと思っています。 「スキ」やTwitterフォロー、RT,コメント等をいただけるととてもうれしいです。