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もう何を書いてもネット上に出せば、すべて生成AIによって吸収、要約されてしまう時代!? noteに、せっかく書いた「有料記事」も無価値化に??

あなた様の記事にある情報は、独自情報でしょうか?

自分で、時間と手間と費用をかけて、
何かを調べ上げて作った情報には、大変な思いがあります。
でも、それを善かれと思って、
インターネット上に出すことにより、第三者が簡単に、
しかも無料で得てしまいますから、
彼らにとっては価値観も薄れ、
悪気も無く盗用されてしまうことがあります。

筆者が最初にホームページを開設したのは、
1996年の10月頃でしたが、
少なくても、その翌年には、複数の第三者(企業もあった)による
盗用・盗作を発見し、その気分の悪い思いをする現象は、
現在までも経験することがあります。

その筆者最初のホームページは、
ヤマハの雑誌『パイパーズ』(2000年12月号)にて
紹介され、6つのホームページの中でも
トップの評価をいただきました。
その頃には、まだイルカのロゴだった「Yahoo!検索」の
音楽ディレクトリに掲載されていたため、
音楽に関係する単語では、
常に上位に表示されている時代でもありました。

まだ「ブログ」というのも一般的でなかった、その頃、
毎週金曜日の夕方に、誰も知らないような、
マニアックなレコードの記事をホームページのトップに掲載していました。
また次の金曜日になると、その記事を消して、
また新しい記事を掲載するということをしていたのです。
ホームページの記事として残すという概念でなく、
ちょっとした話題のようなつもりで、それをしていました。

そんな中、フリーメールのアドレスから、
攻撃的な短い文面の匿名メールが、しばしば来るようになりました。
筆者が、誰かの情報を自分のものとして書いているとし、
それを非難するような内容です。
でも、筆者はどこにも無い情報を、自分で調べ出して書いているため、
誰かの文章や言葉を聞いて盗んでいる訳ではなく、
心当たりありませんから、いつも「???」でした。

これから数ヶ月後位に、
東京の下北沢に、新しく出来た輸入中古レコード屋(随分前に閉店)が
あって、そこのオーナー店長と親しくさせてもらっていた時期があります。

筆者が彼に初めて会った時、
彼は「店に来る何人もの客から聞かされたという話」を筆者にしました。
それは、(多少有名なDJらしい)人物が、
あるクラブ(踊る方)にて、
非常にマニアックなレコードの話をするそうなんです。
で、その話が、筆者が自分のホームページのトップに、
毎週金曜日に掲載している内容と、毎回
まったく同じなんだそうです。
それで、筆者が、その人物の話す、マニアックなレコードの話を
「自分で調べた自分の情報」として、そのまま自分の
ホームページに掲載している・・・と、非難されているという話でした。

オーナー店長は、筆者がホームページに掲載する時間と、
その人物が話をする時間のどちらが先かを
3週間ほど確認してみて、筆者の方が早いことを確認したと
(筆者に)話しました・・・筆者としては、
まぁ当たり前なんですが、筆者に対して匿名で無礼なメールを
送って来た人達に対しても、ちょっと許せませんけどね(笑) 

結局、筆者がその人物の話を盗作しているのではなく、
その人物が、筆者の記事を盗用していた訳ですが、
後にも似たようなケースは、いくつかありました。

このような、資料情報や、企画内容の記事に関係する
盗用、盗作は、弁護士に相談した話も含めると、
きりがなくなってしまうため、
いきなり昨年の話に飛びますが、
本当に手間暇かけて、費用もかけて現物を探し出して集め、
資料をパズルのように組み立て検証した「情報」
は、
少しでも実費を回収したい動機で
「有料記事」にしたいと思いました。
ニッチな内容なので、広告では収益化が、なかなか出来ないためです。

色んな方法を考えましたけれど、
セキュリティーとか、購読者の支払い方法の面で、
この「note」の「有料記事」機能を
利用させていただくことにしました。

まだアカウントも作りたてで、有料記事もはじめてのこと、
ですから、最初は筆者のサイト記事の
附則情報という意味で「16回転のレコード」の記事にしよう
と思いました。以下が、その理由です。

近年、筆者のブログ・サイト『レコード・ミュージック』
https://record-music.com/
に「レコードの種類と歴史」の項を作ってみたことで、
「16回転のレコード」の情報も入れました。
情報そのものは珍しくもありますが、本当に短期間ゆえの出来事ですから、
詳しくも書きませんでしたが、案外、情報が出ていないらしく、
歴史的には稀少な考察でもあり、多少なりとも
残しておこうと思いましたが・・・・
一応、Google検索をかけてみると、以下のように筆者のサイトから
抜き出されたのが、一番上のトップに出てきたのです!

『レコード・ミュージック』https://record-music.com/archives/1630


Google検索をかけた時のスクリーン・ショット
(2024年2月14日のバレンタインデーだった日)

検索したら、自分のサイトに書いた記事が出てくるって、
「一体、誰が書いたと思ってるやねん!」と独り言をつぶやくも、
せっかくサイトを運営しているのに、心情的には複雑です(苦笑)
他にも同じように抜き出された記事もあり・・・

上記と同じ筆者のサイト『レコード・ミュージック』から

いちいち文章をサイトから抜き出されていたのでは、
サイトを開設運営しているのに、サイトそのものに
来てもらえなくなってしまう心配があります。

現在、グーグル検索をすれば、今度は
トップに「AIによる概要」が出て来ます。
この情報は、誰が発している情報でしょうか?
私達がサイトを運営し、そこに記述した情報は、
やがて生成AIによって吸収、要約されてしまうでしょう。

そうなると、観覧者は、私達のサイト、または記事を見に、
わざわざ来る必要が無くなるのではないでしょうか。
サイトに情報を執筆しても、
巡回する生成AIによって全部吸収され、解析、要約されて、
グーグル検索(生成AI)で、誰かに質問されれば、
そこで答えられてしまうと・・・ 

今年(2025年)1月、note株式会社は、
グーグル(Google)から約5億円の資金調達をし、
業務提携したそうです。

「生成AI技術の活用」とありますが、
結局、ここ(note)に書かせていただいている文章も、
画像も、一般のサイトと同じように、
全部がグーグルの生成AIに取り込まれてしまい、
吸収、要約されてしまうとしたら・・・

そして、筆者のように経費回収を試み、
noteの「有料記事」にしたとしても、
その中身は全部、グーグルの生成AIに取り込まれてしまい、
吸収、要約され、
誰かが質問すれば、もとの誰かが書いた有料記事の情報でも、
生成AIは、スラスラと答えてしまうようになったら・・・!?

ちなみに、
一度でもnoteに「有料記事」として投稿したならば、
それは削除しても、「作者と購入者のみ閲覧可能」として、
ずっとnote内に残り続けるので・・・やがて
それも全部、グーグルの生成AIに取り込まれ、
吸収、要約され・・・ 

別に誰かの有料記事をわざわざ読まなくても・・・・ ???




 
追記:
Noteに有料記事として掲載した「16回転のレコード」は、
購入する方が誰もいなかったので削除し、
無料部分のみ、筆者のサイトにて再公開しております・・・
あ〜ぁ(苦笑)

『レコードの種類と共に見る「16回転」のレコード
(16 2/3rpm record) 情報の末路。』
無料部分の記事
https://record-music.com/archives/1630

 

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磯崎英隆
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