
『こんなサウンドが欲しい❢❢❢』
ニューヨークはファイブスポット、あのコルトレーンを擁したセロニアス・モンクカルテット。
しかし、今日注目したいのは1番右端に立つベーシストのアーマッド・アブドゥル・マリク。
インパクト有る名前なのでw一発で覚えられる‥‥‥彼はこの他にもアール・ハインズやランディ・ウェストン等との共演盤が有る。
上の写真を見れば分かるが、
ぶっとい弦(ガット)をぱんぱんに張り、当然だけど生音、そして恐らくはこんな感じで
指板の1番下、最もブリッジ(駒)に近い所を弾く。
こうするとレコードで聴けるような 硬くて太い音 が出せるのだ。
自分もずっとこういうサウンドを求めているのでその“実例”とばかりレコードを追っかけているのだが、
同じファイブスポットでもこっち↑、ジョニー・グリフィンとの実況録音盤がとても参考になる。
この頃(1950年代)のベーシストはこのセッティング&プレイスタイルが当たり前なんだけど、彼(マリク)の音質/音色こそ当時最強(最硬)ではないだろうか?
(よく引き合いに出されるジョージ・タッカーはよく聴くと多少重心は高い)
ここからは余談。
モンクカルテットはこの後60年代のコロンビア盤(C・ラウズと組んだ)の方が聴きやすいと思うが僕はこのリバーサイド期の方が緊張感有って好きだ。
彼マリクは中近東の弦楽器ウードの使い手でも知られた。
同じくガット弦の名手ベン・ウォルフもリーダーアルバムの中でウードを弾いていて、もしかしたらアブドゥル・マリクの影響が有るのかも・・・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いいなと思ったら応援しよう!
