『これはもう、“姉妹アルバム”と云っても良いのでは?』
どちらも1963年、Blue Noteに録音。
ケニー・ドーハムtp名義の♪UNAMAS
と、
ジョー・ヘンダーソンts名義の♪Page One。
どちらもフロントラインをドーハム&ヘンダーソンで分け合い
リズムセクションにはブッチ・ウォーレンbを軸にピアノにはハンコック&タイナー、ドラムスにはアンソニー&ラロッカという興味深い組み合わせ(余談だけどマッコイ・タイナーだけちゃんとクレジットされてないのは当時Impulseとの専属契約絡みだったのか?一昔前なら平気で変名表記されてたろうに、次第にジャズのレコードビジネスもシビアになってきていたのか?)。
全く同じパーソネル、特筆されるのはドーハム&ヘンダーソンの双生児的な程の相性の良さ❗️(僕が思うにそれは二人に共通するスモーキーな音色に依るもの)
そして、
彼等もまたドナルド・バード&ハンク・モブレーやブルー・ミッチェル&ジュニア・クック組と並んでこの時代の名フロントチームと言えるのではないか。
ジャズがハードバップ期から一歩踏み出そうとしていた時代、それぞれジャズロック的/新主流派的なスタイルの嚆矢となる傑作2枚、である。
転載元:https://slapper.exblog.jp/33428685/
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