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『ベーシストとしての立場と矜持』
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ミルト・ヒントン。
仲間からは敬愛をもって“ジャッジ”と呼ばれた。
judge、とは文字通り『審判』の事で
誰に対しても公正かつ威厳を持ち常に正確な判定を下さねばならない。
いかにも野球好きなアメリカらしいネーミングだ☺。
こうした資質はベーシストに最も求められる物で、ミルトのキャリアや演奏ぶりからとても頷けるところだ。
かと言って
彼(ミルト)がガチガチの“堅物“(スクエア)かといえばそんなことはなく、このレコードでも旧知の仲間(B・ウェブスター)らと冗談飛ばしながら和気藹々とやっている様が手に取るように分かるのだ。
演奏の拠り所に成る可く“最後の砦”、まさに彼の事を指すのだと思う。
晩年に当時のバリバリな若手ともやり合ったこの作品・・
![](https://assets.st-note.com/img/1682295189209-yMHoJxJION.png?width=1200)
セッションの終わりに『thanks judge』と優しく呟くブランフォードの声が印象に残る。
『俺がルールブックだ❗』
などとはこの人決して言わないだろう。
転載元:https://slapper.exblog.jp/32950222/
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