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『ウィズストリングス盤、甘いか塩っぱいか?』
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管楽器奏者は『一度はウィズストリングスを録音したい・・・』という共通の願望を持っているそうで、ご存じの通り多くの名盤が有る。
その中でも筆頭に挙げられるのが↑チャーリーパーカーの1枚。
あのインプロヴァイザーが淡々とストレートメロディを吹く・・・これがこの種のウィズストリングス盤の醍醐味。
しばしばバック(ストリングス)の陳腐さ?が指摘されるけどこのパーカー盤ではオーボエのミッチーミラーがしばしば好テンションを与えていて絶妙なバランス感を保っている。
このレコードを“基準”にすれば、
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このクリフォードブラウン盤なんかは甘口代表か?
対して辛口の最右翼は
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このウィントンマーサリス盤。
何を以て“辛口“と云うか?
バックのストリングスアレンジが現代的なのは言うまでもないがもうひとつ、リズムセクションの自由度 が大きいのではなかろうか。
50年代までの作品はどうしても主役のソリストに対してバックは完全服従の伴奏に徹しているのに対し、その後の辛口作品はリズムセクションの“仕掛け”が多くなってきてそれは殆どスモールコンボでのやり取りと変わらない。
どっちを取るかは例により“聴き手の好み”次第。
僕が好きなのはこれらの中間的な中辛盤↓。
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貞夫さんがメロディを朗々と唄わせそれに対するアースキン/ジョンソン/フェランテのしなやかなリズムセクションの対応が素晴らしい☺。
譜面とアドリブの“境目“が曖昧になるほどご機嫌な演奏になるのだろうな~
転載元:https://slapper.exblog.jp/33085163/
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