『私の楽器はオーケストラ……』

と、語ったのはデュークエリントンだった。



ただ、


色々レコード聴いていると彼の演奏には意外とソロピアノによる物も多い。

彼のピアノは一聴して分かる位に個性的だ。


写真で見る通り、その大柄な姿からはその掌の大きさや指の長さが容易く想像出来る。



ダイナミックなタッチや不協和すれすれの和音、多分クラッシック音楽の素養（彼は裕福な家庭に育った)もかなりそのスタイルに影響を与えているのだろう・・・・。




ジャズピアノの系譜として考えたら彼の位置はとにかくワンアンドオンリー、屹立する1つの単独峰にも見える。




強いて言うなら、



ハーレムストライド（J・P・ジョンソン)とセロニアス・モンクの間に位置づける事くらいかな？




事実、彼はモンクを最初からとても可愛がっていたという。

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