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『ハンク・ジョーンズの“普遍性”』
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家で何気にCD聴いていた時、↑の2枚を続けてかけてふと気が付いた。
あ、ピアノは両方ともハンクだ❗️
どちらも1970年代半ばの録音でサックスのワンホーンカルテット。
共演者のコンセプトはかなり異なるのだけどハンクだけは全くと言ってもよい位に変わらない。
何故か?
相手が誰であろうと彼(ハンク)の出すサウンドは変わらない、ハーモニー感覚やソロフレーズ・・・・“浮く”どころか周りが合わせている様にすら聞こえるから不思議。
そしてこうした”現象”はこの2枚に限らず他の多くの参加作(B・グッドマンからグレイトジャズトリオまで)にも共通している。
もう1点、
ピアニストというのはレコーディングでもコンサートでも毎回違うピアノを弾いていると思うのだが、〜和音はフワッとしてるけど単音は結構芯が有る〜という彼独自の音色はこれまた不変(普遍)である。
僕は門外漢だから不用意な事は言えないが、とにかくタッチが身体に染み付いている事や確固とした音楽性の賜物なんだろうと思う。
よく云われているエピソード、ハンクがアフターアワーで弾いたピアノからはそれがどんなにコンディションの良くないアップライトピアノでも”あの音”がする・・・・
さもありなん、である。
こういう人を本当の名手、というのだろう。
転載元:https://slapper.exblog.jp/33621355/
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