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1月の#キクキキ

 みなさんこんにちは!record 1.5スタッフです。
 1月の#キクキキをまとめたダイジェスト記事です!#キクキキの概要は以下noteをお読みください。

 1月の担当パーソナリティはすずかです。初回ということもあり実験的な要素も含みつつ新企画のドキドキ感も音声から伝わります。これから#キクキキがどの様に進化していくのか乞うご期待!


◆1月のPodcast配信「危機は気候か、環境か、...か?」◆

 Podcast冒頭でもすずかは話していましたが、すずか回のテーマは"気候危機が解決した未来を模索する為に社会運動をあらゆる角度で共有します。

◇コーナー①アニメで抗う!◇

 アニメ好きのすずかがアニメの中に見つけた抗う(立ち上がる)人々をピックアップします。その登場人物はどんな問題に立ち上がり、すずかはどんな想いを持ったのか?そんなアニメ好きによるアニメ深掘りコーナーです。

 1月回でピックアップしたアニメは「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」、抗う人は主人公のすずです。
 昭和19(1944)年、日本が戦争のただ中にあった頃。生活は困難を極める中、すずは工夫を重ね日々の暮らしを紡いでいくのですが、その暮らしを当たり前に続けていくすずの姿勢そのものに抗う人物像を見出しました。
 すずかの特にお気に入りのアニメーション映画でもある「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」。アニメの中のすずの言動だけではなく、様々な視点で抗う要素を話しました。

◇コーナー②声の理由◇

 手法や結果に目が向きがちな社会運動の背景にある言葉や叫びに耳を傾け当事者のメッセージを知るコーナーです。

 1月の声の理由は国際ハッカー集団アノニマスによるサイバー攻撃があった、渋谷区立美竹公園利用禁止についてです。アノニマスは渋谷区が都市再生のための開発事業として、2022年10月にホームレスの人たちが寝泊まりしていた区立美竹公園を利用禁止にしたことに抗議しサイバー攻撃を行いました。今回そのサイバー攻撃という手法についてではなく、区立美竹公園を含んだ開発事業について、その当事者の声を深掘りしました。



◆1月のYouTube配信「あなたの危機感を教えてください」◆

 初回のYouTube配信ではパーソナリティを務めるrecord 1.5共同代表やまだいと共に2人の持つ≪危機感≫と、危機感を探るキーワードを3つ挙げつつ話しました。
 

◇すずかの危機感◇

 すずかの≪危機感≫は『声を上げるには勇気がいる事』でした。またすずかの挙げたキーワードは「気候正義」「インターセクショナリティ」「持続可能性」です。
 すずかが気候危機についてアクションを始めた高校生時代、様々な事で悩みつつもやっとの想いで声を上げたと語りました。しかしながらそれにも関わらず"気候危機に立ち向かう高校生"と美化された経験を例にし、声をあげる事で犠牲になるものが生れる社会構造に危機感を抱くと話しました。
 また、この自身の経験は他のアクティビズムにも似たものを感じるとし、国際会議に出るフロントライン(最も気候危機で影響を受ける人々)の人々(「気候正義」)、他の社会問題に向き合う社会的マイノリティの人々(「インターセクショナリティ」)を例にあげました。社会問題に向き合う人々の活動やアクションがいかに「持続可能」なのか?この視点を今後も注目し活動していく必要があります。

◇やまだいの危機感◇

 やまだいの≪危機感≫は『気候危機は、誰にとっての危機?』でした。またやまだいの挙げたキーワードは「グリーンウォッシュ」「将来世代(未来世代)」「1.5℃目標」です。
 環境問題、SDGsと言ったワードが広く知られ温室効果ガスの削減がシステマチックに進められつつある中、この気候危機における≪危機≫が単純に「将来世代の≪危機≫」「経済の≪危機≫」と謳われる一面も見受けられます。しかし、何よりもこの気候危機が今深刻化することによって誰が傷つくのか?この問題においての被害者・加害者が誰なのか?この視点を起点に社会が進むべき道を進めているのか危機感を抱くという話でした。
 また、全ての人間活動の環境配慮をするべき理想像とその見せかけの「グリーンウォッシュ」、今を生きる私達と「将来世代(未来世代)」。これらの言葉の曖昧な定義を指摘し、気候危機での1番の被害者を想像力でイメージしつつ人間活動がなされるべきと話しました。とは言え、差し迫った「1.5℃目標」は既に今を生きる私達にとっても大問題であり今すぐ気温上昇を止めなければなりません。

(Text、編集:井上知春)

◆更新状況◆
2023/2/09:公開しました。


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