◇イベントレポート◇「COP27ドキュメンタリー気候危機が叫ぶ Recording The People Voice」ディレクターズカット版第1回上映会＆制作者トークセッション

2023年5月18日 17:22

みなさん、こんにちは。record 1.5スタッフの井上です。
昨年2022年9〜10月にクラウドファンディングを実施し、11月に参加しましたCOP27に関するドキュメンタリープロジェクトは、2023年4月に新フェーズに突入しました。

本noteはその様子や参加者の声をまとめたイベントレポートです。是非お読みください。

◆イベント概要◆

COP27ドキュメンタリープロジェクトではYouTube視聴版のドキュメンタリー（6本構成）の他、record 1.5主催の上映会やトークセッションのみで視聴出来るディレクターズカット版があります。

2023年4月にYouTube版を公開しましたが、ディレクターズカット版は本イベントで初お披露目となりました。

また、ディレクターズカット版は国際会議という場（COP27）において、参加者の立場から、YouTube版では語られないrecord 1.5の視点があり、上映後のトークセッションでは、現場の生の空気や、想い、そして葛藤をお話ししました。

本イベントで上映したディレクターズカット版はYouTube版と違い、ナレーションがありません。COP27参加者として、取材クルーとして、現場で起きた事実や感情をありのままに記録として残す。敢えて撮影素材を脚色、再編集することなく、ストレートに視聴者へ伝える。この様な意図がありました。

それは現場でrecord 1.5が見聞きした一次情報ーグローバルサウスの人々の叫びが、遠い日本ではどうしても切り取られ、色を着けられて語られる。そんなジレンマを私たちが克服したいと考えたためです。

トークセッションではそういったナレーションのないドキュメンタリーの解説を最初に行いました。通常の脚色された日本の報道と違う視点について、その一次情報を経験した者としてお話させていただきました。

具体的には
　・COP27参加の是非を問われた参加者の視点
　・日本も受賞した化石賞の裏側
　・「Loss and Damage」について訴えるグローバルサウスの人々
　・国際会議に参加する若者と大人

いずれも日本メディアでは報じられている内容ですが、これらを参加者であり、取材クルーとして観た光景を生のままお伝えしました。

約40名の参加者は、record 1.5と同じく環境アクティビストと名乗る若者や気候変動、環境問題に関心のある大人。学生や企業経営者、NGO職員、研究者、多様な人々が集いました。

質疑応答の時間では

　・現地に参加するアクティビストの属性はどういう人が多いのですか？
　・タイトル「気候危機が叫ぶ」の命名理由は？
　・気候危機の人権問題を子どもたちにどのように伝える為にはどうしたらいいですか？

など気候危機や環境問題を広く捉えた質問を頂き、参加者と共に問いを深める有意義な時間になりました。

イベント終了後のアンケートでは、

　・テレビでは見られない市民セクターの活動を真剣に見れたのでとても勉強になりました。
　・映像という記録の素晴らしさを改めて感じました。
　・ドキュメンタリーを見て刺激を受けるとともに、直接制作者や関係者、同じような思いを持つ仲間と交流できたことがとてもよかったです。

と言ったお声を頂き、映像を用いての新たな市民ムーブメントの形を創造出来ました。

YouTube版（全6本）を視聴する会をオンラインにて実施します。短編集ではありますが、それでもひとりではどうしても見づらい、感想を誰かと共有したい、制作者と意見交換したい！そんなお声を受けて開催する事になりました。

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是非以下の参加フォームよりご参加ください。

4月29日と同内容のディレクターズカット版上映会＆制作者トークセッションを6月24日(土)17:00～@広島（Social Book Cafe ハチドリ舎）開催が決まりました！

詳細はrecord 1.5公式サイト・SNSやSocial Book Cafe ハチドリ舎公式サイトにて近日お知らせいたします。

「COP27ドキュメンタリー気候危機が叫ぶ Recording The People Voice」ディレクターズカット版（YouTube版）を活用した依頼上映会・講演会を2023年5月下旬より承ります。

こちらも詳細（上映会・講演会各種プラン、条件etc.）受付方法は近日公開予定です。ご検討の場合は事前に公式サイトお問い合わせ欄よりご連絡頂ければ、先行連絡させて頂きます。

（Text、編集:井上知春）

◆更新状況◆
2023/5/18：公開しました。