【CEOインタビュー】3つのコアバリューに込めた想い。「コアバリューは皆で体現していくもの」
こんにちは!RECOMO(リコモ)で人事を担当している浦です。
弊社は創業から成長を続け、現在4期目。今年は主力であるRECOMO X事業の抜本的なサービス改善に加え、新規事業への取り組みを開始しており、まさに成長フェーズを迎えています。
前回は私達が大切にしているパーパスについて、CEOの橋本にインタビューしました(インタビュー記事)。今回は、核となる価値観である「コアバリュー」について、策定の背景や込めた想いを引き続きインタビューしております!
ありたい姿から考える
—(浦)RECOMOには3つのコアバリューがあります。まずは、「ありたい姿から考える」に込めた想いを教えて下さい。
(橋本)会社のパーパスに置いている「人の可能性・価値を最大に広げる」の視点に立った時に、それを最大に広げるのは「思考の壁やイメージの壁を越えたとき」だと思います。
今日時点からの積み上げから考えるのと、10年後のありたい姿から逆算するのでは、アプローチの仕方や思考の壁の外し方が大きく変わります。
—(浦)たしかに・・・積み上げる考え方では、小さくまとまってしまう印象です。
(橋本)そうなんです。そして、今日時点からの積み上げでありたい姿を考えると、自分たちが心から思っていた本当のありたい姿から外れてしまいます。
そもそも、人間の本質において「今よりもよくなりたい」という思考があります。そうすると、「ありたい姿から考える」は、人を動かす原動力に近いところがあると思います。
また、困った時、悩んだ時には俯瞰して見る、全体感から考えることはとても大切で、その発想に至るための大事な価値観だと考えています。
—(浦)RECOMOで働いていて、お客様の本質的な課題を解決する上でも大事な価値観なんだと思うようになりました。
(橋本)そうそう。最近、メンバーの皆が社内だけでなく、社外のミーティングでも自然と使うようになりましたよね。
そして、描いたありたい姿を実現するためには1人ではたどり着くことが難しいです。しかし、チームであればもっと遠くへ、すなわち思い描くありたい姿に向かうことができます。
お客様を含め、お互いが一緒にやる仲間と捉えたときに、ありたい姿を実現するために必要な価値観が「向き合い、寄り添い、解け合う」だと考えています。
向き合い、寄り添い、解け合う
—(浦)ありがとうございます。この話の流れで、「向き合い、寄り添い、解け合う」について教えていただきたいと思っておりました(笑)
(橋本)それはよかった。シンクロしましたね(笑)
まず、2人いると仮定した時に、向き合う状態だとまだ「他人」です。寄り添っている状態も距離は縮まっていますが、これもまだ「他人」です。もちろん、向き合い、寄り添うことで相手は安心感を得られるので、とても大切なスタンスです。
しかし、人と組んで、理解し合って、チームとして機能している状態に辿り着くためには、解け合う必要があります。
—(浦)なるほど。解け合うとはどういう状態を指しますか?
(橋本)解け合うとは、相手の視野や視界を想像し、相手が何に不安を抱いているのか、どんな壁にぶつかっているのか、どんな思いでいるのかといった、気持ちを共有することです。
それを互いに行うことで、ありたい姿のために尽力できるチームができるのだと考えています。なので、「ありたい姿から考える」と「向き合い、寄り添い、解け合う」は連動していると言えます。
できる方法を考えて行動する
—(浦)ありがとうございます。そうすると、もう一つのコアバリューである「できる方法を考えて行動する」についても連動していると思いました。
(橋本)そうです。
人にはどうしても思考の壁があって、その人が考える常識や見てきた世界、経験が邪魔をしてしまいます。
それらに基づいて「できない理由」を並べることは、誰でも簡単にできます。そして、いいことをしているようにも思えてしまいます。しかし、大体の場合、ふと振り返った時に何も進んでいないことに気が付きます。
—(浦)これは、自身も経験がありすぎて突き刺さります・・・
(橋本)私たちが「人の可能性・価値を最大に広げる社会を創る」ために、人が見たいと思う現実ではなくて、人が見たくない現実と向き合う必要性があります。
ただ、私たちの目の前には対応できる問題や課題しかやってきません。そうすると、目の前の状況を真っすぐ受け止めて、後はできる方法を考えるだけですよね。できない理由を並び立てても仕方ないです(笑)
—(浦)ハッシーさんが唱え続けてくださったおかげで、困難にぶち当たった時に、「どこからできるようにしていこうか」と考えるようになりました(笑)
(橋本)課題が10あったとした時に、まずは1や2できるようにするとか、課題を8に圧縮するとか、そういう積み重ねだと思っています。
これができた時に、世の中のより多くの経営者、多くの人を助けられると思いますし、その人たちを勇気づけられます。
だからこそ、メンバーには、困難が目の前が現れた時に、「また面白い状況が現れてしまいましたね!!」と思ってもらえたら嬉しいですね。
—(浦)その先に成長もあるんだと思います!最後に、これらコアバリューが反映された社内のエピソードについて教えてください。
(橋本)全員が集まるミーティングの中で、私が発言する前に「ありたい姿から考えたらどう?」「今見えている景色でどんなことが不安?」といったコアバリューに紐づく投げかけが増えましたね。
そして、できる方法を考えた上で、「こうやりましょう!」という発言も出てきていて、チャレンジする人が増えている印象です。
まさに「コアバリューを体現する」という状態が生まれているなと感じています。
—(浦)これは僕も感じるところです。様々なミーティングで聞こえてきます。
(橋本)このコアバリューは、これから先、新しい人が増えたとしても絶対に変えない価値観です。私は今までと変わることなく、言葉にし、体現し続けます。
世間を見渡すと、たまにコアバリューを評価軸に入れて浸透させるということが実践されていますが、評価に入れたからと言って浸透するものではないと思います。
コアバリューは皆で発信し、皆で体現していくものであり、その活動を通じて浸透していきます。
—(浦)パーパスにしても、コアバリューにしても浸透に苦労されている企業が多い印象です。
(橋本)それは、心の底から成し遂げたい、心の底から信じられるパーパスとコアバリューになっていないからだと思います。掲げているけど辿り着けない、実践できそうにないものになってしまっている印象です。
だからこそ、パーパスから丁寧に会社づくりをする必要がありますし、コアバリューに基づいて組織づくりをする必要がありますよね。
—(浦)それでは、今後RECOMO内でどのような取り組みをしていきたいですか?
(橋本)まず、パーパスもコアバリューも血肉化するまでに時間がかかるものだからこそ、常にスタートラインだという気持ちで臨みたいです。
そして、今も実践をしていますが、レイヤーに関係なく全員が、パーパス・コアバリューについて定期的に触れる機会を作り続けます。
また、なぜこのようなパーパス・コアバリューになったのかという歴史を知る機会も作りたいですね。背景や文脈を知るために、歴史こそ語られるべきだと考えています。
次回はRECOMOにおいてお客様支援を行っているパートナーについて、引き続き橋本へのインタビューを通してお伝えしていきますのでお楽しみに!
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