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不便で解決されてない課題から生まれるビジネスにワクワク。映画「 BlackBerry」をみて
まえがき
映画「BlackBerry」をみた。カナダの事実に基づいたコメディ(お笑いといういみでなくリアルだけどエンタメだよってこと)なんだが、非常によくできていた。
スマートフォンの原型ともいわれるBlackBerryはまさにカナダ生まれ。携帯電話が発明され小型化される中で、フルキーボードをつけた端末であり、E-Mailを使えるようにした端末として、その後携帯電話シェアの8割をも獲得した。
メールがフルキーボードで打てるという理解になっちゃうけど、当時はそれがイチ時代を作ったんだ。
PC作業でネットすると言ってもメールとブラウジングが情報革命だった時代、携帯電話がひろがってきてもメールが難しかったというのが信じられ無いかもしれ無い。BlackBerryの革新はキーボードというよりe-Mailを携帯通信に載せる技術を開発した。パケット管理ができなかったとかもあるんだけど、当時は毎度サーバーに問い合わせる必要があってずっと接続しなきゃならなかった。それをBlackBerryは独自のサーバをもってキャリアは短い通信だけでよくした。
それによってフルメールが使える携帯電話、そしてキーボードが使いやすいっていう文脈がピッタリハマったわけだ。
映画ではどうか
映画でも、この辺りの描写もよくできてたし、策士的経営者、ハッカー的スキル、オタクの三つ巴がとってもうまく描けてた。
最後にApple がiPhoneを発表するプレゼンテーションがでてくる。
そう、全てを変えたiPhoneによって業界トップから一気に叩き落とされるわけだけど、決してあぐらを組んでたわけじゃなく、次の課題をつぶしてきたのがAppleだったし、それらの市場にGoogleだって入ってきたし。通信キャリアにとっても新たな収益源(パケット代金のモデル)を組み上げるとか、なるほどなるほどと頷きながら見てしまった。
これはよい作品。Netflixも登場したからぜひ見てね
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