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にいがた学生フォーラムがすごかった

こんにちは。望月まいです。

今日は「にいがた学生フォーラム2018 "起業についてとことん考えよう!"」に参加し、新潟大学経済学部准教授 伊藤龍史 氏と、フラー株式会社 代表取締役 渋谷修太 氏のお話を聞いてきました。

想像していたよりもめちゃめちゃ面白くて、刺激が多すぎてまだ自分の中で整理できていない興奮冷めやらぬ状況ですが、そんな感情も一緒に伝えたいので早速note書きます。


にいがた学生フォーラムって?

新潟ベンチャーキャピタル株式会社が主催する、新潟県内大学生・専門学生を対象とした学生フォーラムです。

今回は、新潟VCの方と少しつながりがあったので、高校生の私も勝手なお願いをして特別に参加させていただきました。(本当にありがとうございました…)

私は高校生ということもあり、三次会には参加できませんでしたが(残念すぎる泣)、三次会の居酒屋で登壇者も交えてみんなでお話しできるというのはとても貴重な機会なので、うらやましいです…笑


ではでは、今日の登壇者おふたりのお話の感想を一人ずつ、まとめながら書いていきたいと思います!


新潟大学経済学部准教授 伊藤龍史 氏

伊藤先生は現在、新潟大学経済学部で、アントレプレナーシップ教育に取り組んでおられる方で、大学での起業家教育の在り方や、伊藤先生のゼミ「伊藤ゼミ」で取り組んでいる具体的な内容などについて約30分くらいお話をいただきました。


伊藤先生のお話で私が特に面白いなと思ったのは、このパス解析です。
(スライドの文字が見えずらくてすみません…)


大学での起業家・企業家教育は、講義よりも環境が大切だとおっしゃっていました。

大学の環境=起業する雰囲気か
大学の講義=起業に役立つことを教えてくれるか


上のモデルを見ても、大学の環境は、起業意思に直接つながってることが分かります。
それに比べて、大学の講義は起業意思の前に、起業に対する態度やスキルや能力における自信、周囲の反応、コントロールの所在(自分で自分のことを決断する判断力)があります。
これらは起業意思に対してマイナスに働くことがあり、自信のなさにつながってしまうことがあるようです。(やはり大学の先生、内容が難しい…苦笑)


つまり、私のすごくテキトーな解釈だと、講義で起業に関することをいろいろ勉強する→講義で聞くような起業の話は完ぺきに近くレベルが高い→自分のスキルや能力に自信がなくなってくる→起業することへの不安感→「やっぱ起業するのやめようかな」
こんな感じです。(ほんとにざっくりすぎてごめんなさい)


なので、
講義よりも環境(起業するという雰囲気)を整えよう
ゼミはアウトプットの場だという伊藤先生のお話がすごくなるほどと思いました。

確かに、講義で起業に関する難しい話を聞くよりも、周りで起業する人がたくさんいるという環境の方が、「わたしでも起業できるかも」という謎の自信が湧いてきますよね。笑


伊藤先生はゼミで実際に学生をシリコンバレーに連れて行ったり、国内外のビジネスプランコンテストに積極的に参加したりと、ただ座って講義を聴くのではなく、自分たちで考え、プランの実現に向けて学生たちに実践をもって起業家思考を教えていらっしゃり、これぞ今流行り(?)の、アクティブラーニングだ!とひとりで思っていました。


最後のまとめで、伊藤先生は人は2パターンに分かれるとおっしゃっていました。

上は、マイナスなことを避ける人
下は、プラスのことを創りだす人


この2種類。

起業家は下の、プラスのことを創り出す人でなければならない、リスクを感じてマイナスになることを恐れて保守的になっていては何もできない、と。

ほんとにその通りだと思います。ついつい、目先のことを考えて年を重ねれば重ねるほど、保守的になりがちですが、起業家である以上、多少のリスクは背負わなければいけないし、マイナスを恐れるどころか、プラスのことを創りださなければならない。まあそれが楽しいからみんなリスクを背負って起業するんですけどね。笑


何事も失敗を恐れず、挑戦し続ける勇気と行動力をこれからも大事にしていきたいなと思いました。


フラー株式会社 代表取締役 渋谷修太 氏

渋谷社長は、新潟県出身でアプリ分析支援事業スマホビジネス共創事業を展開されており、Forbes30under30にも選ばれた方で、起業したきっかけや今後の展望など、渋谷社長が考える”起業家”について1時間ほどお話をいただきました。


渋谷社長が登壇している一時間は何かの映画を見ているような、ストーリーがあって、しかもそのストーリーが非現実的で、聞いている人にインパクトやワクワク感を与える、起業家として最高の仕事をしていてとても感銘を受けました。

生い立ちから、起業のきっかけ、一億円の資金調達をした話や今後の夢など、すべて私にとっては笑っちゃうくらいすごい話でしたが、すべてが一つのストーリーになっていて、1時間は本当にあっという間でした。



私がお話の中で、一番面白いと思ったのが、渋谷社長の行動力です。

シリコンバレーに行こうと思ったら、ひとりでシリコンバレーのいろんな企業にアポを取って行く。あさってロンドンに来いと言われたら、すぐに飛ぶ。

普通の人だったら、なにかと理由をつけてあきらめてしまうことも、渋谷社長にはやると決めたらどんなことでもやってしまう、どこにでも行ってしまう素早い判断力とすさまじい行動力があり、このエネルギーこそ、起業家に必要なものだなととても刺激を受けました。


考えている暇があったら行動する、プレゼンはモノ(プロトタイプ)で魅せる、常に人々にインパクトとワクワク感を与える、

そんな起業家にとって大切なことを1時間という短い時間で、自らの経験とともに伝えてくださいました。


わかっていてもなかなかできないことを、渋谷社長は実践しているところがすごい…。



起業家ができる3つのことのお話も印象的でした。

その3つのこととは、

・夢を与える
・雇用を生み出す
・後世に遺す

です。


1つ目の夢を与えるは、まさに渋谷社長がされていることだと思いました。

最後の方にお話されていたこれからやりたいことについての中に、
新潟と東京間をリニア新幹線で移動可能にし、移動時間を短縮する や、
佐渡をカジノ化する など誰もがそんなのできるわけないと笑うことを渋谷社長は絶対に実現できる!と自信をもって話されていたことが、でももしかしたら渋谷社長なら本当に実現できてしまうかもしれないという不思議なリアルさもあって、聞いている人に夢を与えているように感じました。


2つ目の雇用を生み出すは、起業家にしかできない、誰かを幸せにする一つの手段だと思いました。雇用を生み出すことは、夢を与えるということにもつながり、すごく素敵なことだなと思いました。


3つ目の後世に遺すは、これはすごく深いテーマで興味深いので、渋谷社長のおすすめされていた「後世への最大遺物」という本をよんで結論を導き出したいと思います。笑 

後世に遺すべきものは遺産なのか、事業なのか、それとも違うほかのものなのか…

何百年たっても価値あるものを残したい、でもその”もの”とは目に見えるものではなく、人々の心の中に残るものだと思っています。


人々をワクワクさせ、夢を与えることができる、渋谷社長の姿を見習いたいです。



まとめ

今回いただいたお話は、まだ起業して半年の私にとって、共感できる部分もあれば、新しい考え方や起業家としての生き方を知ることができ、とてもいい刺激になりました。

ここで言葉に表すのはとても難しいですが、起業家にとって大切なもの、起業という選択肢の魅力がとても伝わり、私が感じている起業に対しての思いもいつか誰かに伝えられたらいいなと思いました。


起業することは、誰でもできます
でも、起業という手段を使って多くの人に喜びや感動を与えられる人はなかなかいません

私も人に感動を与えられるようなプロダクトやストーリーを生み出せるよう、これからもたくさんの方と会い、話を聞き、良いものとは何なのか、正しいこととは何なのかを常に考えていきたいです。


伊藤先生、渋谷社長
本日は、貴重なお話をいただきありがとうございました。
学校では教えてくれない、すごく面白くて大切なことを短い時間でしたがたくさん学ぶことができたと思います。
今日インプットされたことが、人々に感動を与えるような形でアウトプットできるように、日々努力していきます!


株式会社Recno
代表取締役
望月まい

#起業 #イベント #フォーラム #学生 #高校生