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【告知】Re-ClaM 第7号 目次公開

11月の文学フリマ東京にて頒布予定のRe-ClaM 第7号の目次が確定いたしましたので、ここに公開いたします。

◆【特集】書物狂森英俊の生活と意見
ROMから始める古典道(第3回)
《森英俊流》本集めの過去・現在・未来(森英俊)
『名鑑』と『事典』のあいだで(藤原義也)
森英俊邸書庫潜入記(三門優祐)
森英俊お仕事リスト(三門優祐編)
探偵小説のサイン本に残る息吹(韓東/稲村文吾訳)

◆【作家小特集】パルプ雑誌の不可能犯罪王 ジョセフ・カミングズの世界
ジョセフ・カミングズ「殺人者へのセレナーデ」(宇佐見崇之訳)
[レビュー]Joseph Commings, Banner Deadlines(宇佐見崇之)
<バナー上院議員シリーズ>未収録短編レビュー(三門優祐)
ジョセフ・カミングズ作品リスト(三門優祐編)

◆連載&寄稿
Queen's Quorum Quest(第42回)(林克郎)
A Letter from M.K.(第6回)(M.K.)
海外ミステリ最新事情(第8回)(小林晋)
Revisit Old Mysteries 総目次(第3回)(三門優祐)
『ギャルトン事件』を読む(第3回)(若島正)
オン・ザ・ロード・ウィズ・マンフレッド・B・リー(第3回)
               (ジョセフ・グッドリッチ/三門優祐訳) 
「原書レビューコーナー」(小林晋)
髑髏城顛末記(森咲郭公鳥/饒舌な中年たち)

短編三本と幾本ものロングエッセイを入れたせいで大増184ページとなってしまった第6号で大いに反省したはずの三門優祐は、そこから何一つ学んでいなかった……ということで、大大増192ページ(予定)でお送りするRe-ClaM 第7号です。
「【特集】愛書狂森英俊の生活と意見」は「クラシックミステリルネサンスの大立者」森英俊をフィーチャ。巻頭の「ROMから始まる古典道」第3回では、本とともに育ち、本とともに生きてきた森氏のビブリオマニアックな自分史をインタビュー形式で徹底的に語っていただきました。エッセイ「《森英俊流》本集めの過去・現在・未来」では、まだ語り足りぬとばかりにさらに深堀りを進めています。そこに盟友藤原義也氏による特別寄稿「『名鑑』と『事典』のあいだで」を加え、森ワールドにさらに切り込んでいます。コラム「森英俊邸書庫潜入記」では立ち入る人も少ない秘境にてあまりの蔵書力に語彙を失った探検隊の末路を描きました。中国のコレクター韓東氏の蔵書紹介エッセイ「探偵小説のサイン本に残る息吹」も、テーマの関連からこちらに掲載。非常に貴重な資料がどんどん押し寄せてきますゾ。
「【作家小特集】パルプ雑誌の不可能犯罪王 ジョセフ・カミングズの世界」は、未だその全貌が明らかになっていない作家カミングズを強力特集。短編翻訳、作品レビュー、作品リストなど、様々な角度からこの作家の魅力を紹介します。なお短編はPDF版への収録を行いませんので、読みたい人は紙版を必ずゲットのこと。
「連載&寄稿」は、いつもながらの強力メンバー。なお、「『ギャルトン事件』を読む」「オン・ザ・ロード・ウィズ・マンフレッド・B・リー」については今回で最終回となります。既刊はBOOTHにてPDF版を入手可能、また第5号は書肆盛林堂で購入可能ですので、まだ読んでいない人はそちらも要チェック! 巻末に配した「髑髏城顛末記」は「カー歴史ミステリ総まくり」で大いに話題を呼び、現在はカー全作イラスト化計画「Carr Graphic」を精力的に進行中の「饒舌な中年たち」の一人森咲郭公鳥氏が、バンコランもの第三作『髑髏城』の舞台を描くにあたって七転八倒しながら研究した過程を追体験できるコミックエッセイです。

11月の文学フリマ東京の会場では、Re-ClaM eX Vol.3も併せて頒布の予定です。こちらもどうぞお楽しみに。

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