2025年の崖/アジャイル型
アジャイル:『すばやい』『俊敏な』『(頭の回転が)速い』
Target
開発の期間短縮、低コスト、柔軟迅速対応、リスク最小化
顧客とチームの意図伝達、認知の状態を重視する。
(企画・計画のために柔軟性が低くなる状態は否定する)
(通知・通達や仕様書だけの一方向に頼る状態を否定する)
HowTo
途中経過の成果を早い段階から継続的に顧客に引き渡す。
仕様すり合わせや検証で途中確認を重ねていく。
反復 (イテレーション) と呼ばれる短い開発期間単位を採用する。
(開発期間単位:1~4週間程度)。
伝達/認知モデル
要素・要因
「情報源/送信体」「目標/受信体」「メッセージ」「チャンネル」「ノイズ」「符号化・記号化」「複号化・記号解読」。
伝達
情報源:伝えたいと望むメッセージを選択する。
送信体:メッセージを信号に変える。(符号化・記号化)
信号は➡チャンネルを通して➡受信体に送られる。
認知
受信体:信号をふたたびメッセージに戻す。(複号化・記号解読)
ノイズ:メッセージの正確さや有効性を低減させる要素(雑音)
組織モデル
オーナー
作成するプロダクトに対する、最終決定権と責任を持つ人。
プロダクト全体の機能優先順である『機能一覧』を常に最新の状態に管理。
同時にプロダクトに対する情熱を持ち、チームと綿密な議論を交わし、プロダクトの価値を最大限にしようと常に努力する。
チーム
概要設計・詳細設計・実装・テスト・技術標準全ての開発に関わる人たち。
チームが最大の価値を提供する、ということに重点を置く。
チーム全員が組織モデルの理解と開発実践に責任を持つ。
自律的な行動を引き出し、チームの成果を最大限に引き出すことに注力。
点検マスター(ツール適用)
トップダウンで意思決定や作業指示を行うことはせず、オーナーとチーム内意図伝達、認知の状態のチェックと改善サポートに責任を持つ。
チーム全員の組織モデルの理解状況と開発実践状況を常にチェック。
問題が起きた時は、オーナーとチームが意思決定出来る場を設け、プロジェクトが止まってしまうことを回避する。
リスクの前兆を事前に察知し、サイクルが止まってしまいそうな障害を先回りして取り除くことに努める。
カンバン vs スクラム
カンバン
優先度と規模が多岐にわたるリクエストを多数受けるチーム向け。スクラムではスコープ内の要素を厳格に点検する必要がありますが、カンバンは流れに任せることができます。
ベロシティ
チームがスプリント中に完了する平均作業量をストーリーポイントまたは時間数で表したもの。チームごとのストーリーポイントの解釈に基づき、労力と成果のレベルを測定します。予測に非常に役立ちます。オーナーはベロシティを使用して、チームがどれくらいの速さでバックログを処理できるかを予測します。
ストーリー
「ユーザーストーリー」とも呼ばれ、要件またはリクエストをエンドユーザーの観点から簡潔にまとめたものです。
ストーリー ポイント(estimation)
ストーリー に関連する作業の複雑性、作業量、リスク、不確実性をポイントで割り当てます。チームが一定の期間で達成できる量を把握し、合意形成できます。作業の難しさを基準にして決断します。作業サイズや作業の優先順位を把握する目的で使用します。
ツール活用
https://udemy.benesse.co.jp/development/system/agile.html
https://www.atlassian.com/ja/software/jira/features
https://www.atlassian.com/ja/agile/project-management/program
https://www.atlassian.com/ja/agile/project-management/estimation