ハンドメイド×負のループ
私はものづくりをして生計を立てたいと考えている。
森の中のアトリエで自然の音を聞きながら
黙々と作品を生み出し続ける毎日を送りたい。
けれど、現実はそう甘くない。
私の今の職業は「売れない作家」だ。
厳密にいうと職業ではないのかもしれないが、
9~5時で作業しているから職業でいいだろうと考えている。
一般的な仕事と違うのは「売れない作家」には給料がないことだ。
しかも現在スランプ中で何も生みだせていない。
「今日はコレを作るぞ」と机に向かっても、思うように出来ない。
作業するために机に向かっても頭が働かない。
1.これなら売れる!と思ってアイデアを出し
↓
2.材料を買い
↓
3.制作して出品し
↓
4.売れないどころかお気に入りもつかない
↓
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まさに売れない作家の負のループ。
「制作しても売れないが、制作しなければ売れることは絶対にない」
これは巷でよく言われる
「努力すれば必ず成功するわけではない。
しかし成功している人は必ず努力している」と同じだ。
「努力しろよ」
頭ではわかっている。
わかっているつもりだ。
夢見がちなハンドメイドだけれど、現実的に制作するにはお金がかかる。
作品が売れないのに材料や道具を買い揃え、
結局作品も道具もお蔵入りということが何度もある。
ハンドメイドには無数の技法があるからだ。
そして新しい技法で新作を制作し、
写真もいい感じに撮って出品するけれど
売れない。の繰り返し。
作品を売って生活するどころか、
お金を払って自己満足を買うという生活になってしまっている。
これは本当にマズイ。
いい加減見切りをつけてやめてもいいかもな。
見込みのないことをダラダラと続けていても時間の無駄だろう。
ポケットマネーが底をつくのが早いか諦めるのが早いか…。
制作できない時間のせいで、ネガティブなことを延々と考えてしまう。
私がものづくりをしていて一番つらいのは「孤独」。
周りに相談できる人がいないのだ。
ハンドメイドしない人に悩みを打ち明けると
わけのわからないアドバイスなんかをくれる。
正直打ち明けるんじゃなかった…と後悔するのがオチだ。
今日はネガティブになってしまった感情を吐き出したかった。
「誰かと比べる必要はない。私は私。」そう言い聞かせているけれど、
今日も焦るだけで、制作は進まない。