お久しぶりです🐡

みなさま、お久しぶりです。るしゃとりえです。

入社して、新人研修もだいぶ終わったので、一息ついているところです。また自分語りの日記・備忘録っぽくやっていこうかな、と思いまして、noteを開きましたところです。

さて、ガラリと話が変わりますが、私が入社して配属されたのは、化学系企業の工場です。今までラボスケールの実験(大きくてもせいぜい500mLの反応)しかしてこなかった私にとっては、かなり新鮮かつ大変なところに来てしまったという感じです(笑)。

工場スケールともなると、反応させる容器はGL(グラスライニングという内側がガラスコーティングされたもの)素材の1000L~4000Lのバカでかい反応釜に。また、溶媒の量もドラム缶(1本200L)単位で、多い時だと2,30本も使います(守秘義務があるのであまり多くを語れませんが)。びっくりです。開いた口がふさがりません。

ただ、1週間ほど工場で過ごしてみて、ここで働いている人たちは本当に、化学のプロ・職人なのだなと実感しました。というのも、ラボスケールではなく、工場での製造段階では、要求された化合物の合成を

①経済面(原料や溶剤のコスト)

②環境面(環境に負荷がかからないような反応、溶媒の選択、ISO14001など)

③安全面(危険な原料、中間体、溶剤などは使えない。GMPやISO9001など)

④品質面(誰がいつ作っても、同じ品質・収率を保たなければならない)

という、ものすごくシビアな世界です。ほんとうにすごい。

3月までは実験室で、「前の反応よりも収率あがった!!やった!!」と喜んでいましたが、今度はそうもいきません。ラボスケールでの実験の考え方が当たり前になってしまっている僕は、慣れるのにまだ時間がかかりそうです(笑)。はやく仕事ができるようになりたいところです。


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