相手を慰めているようで慰められている
目の前に可哀相な人がいる
あなたはその人に涙する
その人にハグをする
その人を助けてあげる
その人があなたに助けられている
のではない
あなたがその人に助けられている
その人のおかげで
あなたは泣くことができる
その人のおかげで
行動することができる
その人のおかげで
あなたは何かに氣づくことができる
本当に惨めで可哀相な人は
他ならぬあなたなのだ
悲惨なのはあなただ
本当に助けてもらっているのは
その人ではなくあなた自身だ
本当に不幸なのはあなた自身
ハグで温められてるのは安心できるのはその人ではないあなただ
あなたの中のものがあなたの解釈によって響き反射し反応してるだけ
あなたこそが救われている
あなたこそが救われなければいけない人
自分にそのエネルギーを向けなさい
自分に愛を向けなさい
まずは自分に向けたとき
あなたがすることは人のためにしたいという欲求ではない
申し訳ないという罪悪感でもない
助けてあげれる優越感でもない
何もない
そこにはただ風が流れる
かすかな感覚だけ
深い呼吸と内側のくつろぎだ