03.Color Classic 組み込み
PCパーツの組み込みは現物合わせで行います。
熱対策や今後パーツが壊れた時に入替が出来る事前提に検討していきます。
筐体にパーツを何度も入れ直し、メンテナンスや熱対策を考えながら、手持ちのパーツや新たに買いなおしを余儀なくされるパーツを含め検討していきます。
筐体の底には手前から奥に向かい、2本の盛り上がりがあります。そして空気が通る穴が開いています。この盛り上がりが電源ユニットを浮かすことで熱排気が可能となります。電源ユニットのファンと位置が違いますが理想的な穴です。本来ならば電源ユニットに合わせて穴を明けたいのですが、底部を穴だらけにすると筐体の強度が下がるので、完成後に熱問題が起きてから検討することにしました。
マザーボードは電源ユニットとの接触を避けるため、アクリルボードにマザーボードを固定して絶縁します。
仮組立てのイメージです。
まずはアクリルボードにマザーの固定を行います。PCパーツ検査用の物を利用しました。
アクリルボードをそのまま利用したかったのですが、若干大きく筐体には入りません。奥行きも長いので、3辺のカットと穴の位置を変える必要がありました。
まずはとても堅いアクリルボードのカットからです。
最初はリューターで切って行きましたが真っすぐカットができません。
(解ってはいたのですが、道具をなるべく増やしたくないからです)
実際にリューターでカットして失敗しないと工具を増やす気にはなりません。
カットの方法を調べたところ専用のカッターがありました。小さくて安かったです。リューターで試す前に調べればよかったと反省しました。
こんなに安価なら即購入でした。(このカッターは今後大活躍しました)
先に調べて選択肢を増やせば良かったと反省しました。
なるべくアクリルボードを残しておくと、他のパーツを固定するのに利用できるのではないかと思い少しのスペースも残す事にしました。
(I/Oパネルの取り付けるUSBやLANなど、、)
しかし、左右の余裕はギリギリの状態で、所々ヤスリで削りました。奥行きも全面のパネルを装着すると全く余裕のないことに気づき、最終的にはマザーボードと同じ大きさになりました。
アクリルボードのカットは3回ほど行い、何度も付け直して現物合わせをしましたが、全面や背面の干渉を考えるとスペースに余裕が無く、余計な時間になりました。
アクリルボードにマザーボードを固定するねじ穴を開けるには、大変苦労しました。マザーボードの穴の中心にマーキングして穴を開けます。
ドリルの歯が滑らない様に軽くポンチで凹ませ、1mmの穴を開けて少しずつ穴を大きく開けていきます。
それでも穴の中心に穴があきません。マーキングのズレですね。
GPU用のステーも取付ました。アクリルボードから20cmほどの高さがあり、本来ならPCケース側に固定される部分となります。
グラボは、asus GT710 空冷のショボい物にしました。CPUはRYZEN 5Gを入れています。CPUに内蔵されているGPUのほうが高性能だと思いますが、今後、重い作業があった場合にはグラボを入れ替えれるために、見本程度にGT710を挿しました。
今回のCPUはGPUを搭載したものにしましたが、熱対策のため65WのCPUで選んでいます。
電源はクッション性の高い両面テープで固定しました。電源に穴を開けてボルトで固定することも検討しましたが、手間が掛からない事とクッション性重視で両面テープとしました。
電源とアクリルボード設置も小さく切った4枚の両面テープで固定です。
アクリルボードは左右にほぼピッタリのサイズでほぼ動くことはありません。前後もほとんど動きません。(全て組み上げてからの判断です)
筐体の内部のレイアウトも決まり、次回からはケーブル類の取り回しとなります。