パソコン歴も約30年
1.出会い
パソコンと付き合い始めて約30年が経ちました。
仕事の出張で新幹線の移動中はいつも雑誌を読んでいました。
当時の情報雑誌に1/8ページくらいの小さいスペースに驚く記事を見つけました。
記事の内容は、四角のマスに数字を入れてenterを押すと縦や横の合計が表示されるソフトの紹介でした。小さく写真も掲載されていて今のExcelを簡単にした画面でした。頭の中が噴火する感動と同時に絶対に使いたいと思いました。
当時、仕事でB4の方眼用紙に縦横に一杯の数字が並んだ在庫管理をしていました。B4用紙は10枚以上あり、数字の変更と再計算を電卓でして入帳し、毎月2回提出していました。1回の作成時間は1日以上かかることもあり、仕事中では終わらず家に持ち帰り作業が大変苦痛でした。(ミスもあるし、、、)
記事は当時の私にとって一番必要としている物でした。それは当時、マイコン(現在のパソコン)と呼ばれている物でした。
岐阜市に住んでいたのですが、マイコンショップは無く、出張に合わせて秋葉原に行き、路地の奥にある小さなお店に行きました。説明を聞くも何も解らず値段と持ち運びができる事を優先で、ノートパソコンを購入しました。
そのノートパソコンは、まだMS-DOSでした。
初めて購入し、電源を入れてみると真っ黒の画面にカーソルが点滅、、、、
触ればわかると思って購入しましたが、真黒な画面では手も足もでずマニュアルを手にするが3冊もあった。
当時はマニュアル本が付いていましたがA4で3冊。重ねた高さが15cmほどあり、1冊には”Visual Basic”と書いてあり中身は意味不明、、、
21時から触り始め点滅の画面から何も進まず、24時に寝ようとしたが電源の切り方も不明、、、
説明書を読み漁り切り方が分かったのが2時、、、終了のコマンドはexitでした。(3冊のどれが説明書かも解らず、全部目を通す事になった)
長いパソコン人生の始まりでした。
それからはパソコンを立ち上げる前に、マニュアルを読むことから始まり、ルートディレクトリやらカレントディレクトリやら、図解の意味も不明、、、
数日後には、ms-works 2.5を立ち上げてやっとソフトを触ることが出来るようになりました。