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2.Color Classic 解体と清掃と黄ばみ削除
まずはバラします。
ブラウン管、基盤などは全て廃棄します。筐体はねじ山など割れたりしないように丁寧に外していきます(後にパーツを組み込む際に利用する予定です)
背面の拡張ボードの蓋は少し割れていましたが、当初は再利用する予定でした。筐体の中には2階建てになるような、プラスチック箱があったのでそれも残しました。
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apple製品は昔から特殊なねじ頭を使っています。
今回は特に足の長いトルクス星ネジ用ビットが必要となります。よって下記のを購入しました。
作り始める前までは、制作中に傷など付けてしまうと思い、汚れは水洗い程度にして、傷はパテ埋めし全塗装する予定でした。
しかし、筐体を洗っているうちに、色あせた古さが味わいに見え始め全塗装は行わない事にしました。洗浄をしっかりと行い元の色を復活したいと思いました。
黄ばんだ色を無くす為に、時間も手間もかかりますが下記の方法を選びました。
全てをバラし終え、約1週間程掛けて筐体の漂白を行います。
色々調べましたが一番効果がありそうな紫外線で汚れを落とす方法にしました。
ばらしたパーツから、気づきにくいセロテープや両面テープの糊などを、テープ剥がしスプレーを使い綺麗にします。その後、個々のパーツごとにお風呂場で食器用洗剤とスポンジで汚れを落としていきます。落ちない汚れは白スポンジで軽く擦り綺麗に汚れを落としていきます。
日陰でしっかりと乾燥させていよいよ漂白を行います。
【使った溶剤はこれです。】
手荒れをしないよう手袋をしてハケで均等に塗り広げます。粘度はトリートメントと同じくらいなので垂れてくることもないと思います。
塗り終えた部分からラップで密封します。(ラップから漏れなくする)
小さいパーツが二つあり、それらも漂白しました。
表面に一定の層が出来るように何度も重ね塗りしました。(塗りムラがあると漂白に差が出ることを懸念しました)
特に組み合わせ部分や小さな穴も、しっかりと溶剤を入れました。
※ラップとハケは百均で購入しました。
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次に大きめの段ボール箱を用意し、内側全てをアルミホイールを両面テープで貼り付けます。紫外線がパーツ全体に当たるようにするためです。
段ボール箱の角から、紫外線ランプを入れ段ボール箱を完全密封し約7日間照射を続けます。
※アルミホイールも百均です
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【使った紫外線ランプ】
3日程で効果は表れはじめます。3日に一度、パーツを上下に変えたり、裏表を変えたりして全体に紫外線を当てます。白くなっていない部分は溶剤を塗り足ししました。最終的には9日間放置しました。
9日間かけて黄ばみが取れない部分は諦めました。
溶剤を洗い流す際には、手袋をしてぬるま湯できれいに洗い流します。
アルミホイールとラップと段ボールを仕分けしてゴミ出しを行います。
※9日で開封した一番の理由は、これ以上は黄ばみが落ちないと思ったのと、ゴミ出し日の前日だからです。
PS:紫外線の箱にmacと一緒に入っている、白く四角の物はコンセントカバーです。折角なので黄ばんでいたコンセントカバーも一緒に漂白しました。
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結果的には元の色ににもどりません。全く気付かなかった両面テープの糊や黄ばみも所々残っていますが、日数も掛けたし、日焼けも味わいも残って満足しました。
筐体がきれいになったので、組み込みパーツを筐体に合わせて固定方法を探っていきます。
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