フラット経験は立体にも役に立つ
私はミニ四駆経験4年目なのだが、立体ばかりでフラットは近所にコースが無かったのもあり、今までやる機会が無かった。
ただ、立体で速くしていく為の検証を続けているうちに、フラットマシンが如何に緻密に考えられているのかを知っていき、そこからヒントを得て検証結果をnoteにもしてきた。
知れば知るほど、その概念の凄さを垣間見たので、私の今ある知識でフラットマシンを構成し走らせたらどうなるかを検証してみた。
そうして作成したのが、Top絵のマシンである。
とはいえ、フラットはズブの素人で、井桁の作り方さえちゃんと知らなかった事から、お役立ち治具に頼らせてもらった。
私が使っているのは、ARAHI.jgさんの
「井桁作成フルセット(ホイールベース80mm用)」
(写真には左下に”フレキシブルピニオンインサート”も含まれてるけどw)
厳密には、井桁は作ってシャーシに貼るまででも非常に精密な作業があるのだけど、これは初心者にもやり易いよう概ねのガイドをしてくれる。
勿論、ローラーベースやスラスト等をある程度考えなければこの治具も使えないのがミソで、私が推す理由でもある。
詳しい使い方はARAHI.jpさんのnoteを参照してもらいたい。
こうしてシャーシを作成した。
ローラーベース等は「ミニ四駆を科学する。~ローラーベースとホイールベース、トレッドの関係性~」のnoteに基づきトータルバランスを勘案して算出したサイズで合わせている。
タイヤは超大径だが、ペラ抜きした残りが沢山あったので、ある意味珍しい多層タイヤとダミーで構成されているw
接地面は全てノーマルで、「ミニ四駆を科学する。~ノーマルタイヤでタイヤの可能性と理想値を追う~」のnoteに基づき算出した幅で作成した。
これらを持てる知識フル動員で、駆動調整や抵抗低減等の作業を実施して完成させた。
ボディキャッチのプラボディで78.64gの構成だ(ガチな方のマシンより10g前後は重いw)。モーターはフラット競技に則り、私はノンケミで普通に慣らしたトルクチューン2を使う。
このマシンを、ちょうど5周年を迎え、フラットのレイアウト(全長53.47m)を敷いていた「ミニ四駆処きんぎょ」さんにお祝い兼ねて訪問し、走行させて検証を行った。
動画と違い、実際のTAはスタートラインからだが、細やかなセッティング変更や微調整でタイムを詰めていく。
初走行は7.75秒。
最終的には0.29秒短縮の7.46秒で同日をフィニッシュ(平均秒速約7.16m)した。
記録的には、同日までの暫定3位のタイム(当時暫定1位6.60秒、暫定2位7.25秒、最終ランキング10位☺️)だった。
このように、フラットをやり込んでいる方々には及ばないものの、今までnoteにしてきた提言等に則り構成した私のフラット初走行マシンは、自分には出来過ぎな、なかなかに食い下がった、良い結果が伴っていたと言えるだろう。アトミックチューン相手にトルクチューンなのも頑張っている。
これは立体では分かりにくい部分で、純粋に速度を追求するフラットだから確認出来る、車体構成の重要な要素を満たしているか垣間見ることが出来た。
立体マシンにフラットマシンの要素をそのまま突っ込んで速く完走出来るとは言えないが、マシンを速く走らせる為の概念は、本来順番が逆だが、今回の検証によって、フラットに必要な知識は、立体でも非常に役立つ裏付けになっていると考える。
フラットは、自分のポテンシャルを測る意味でも、可能であれば経験しておいて損はないので、機会みてやってみては如何だろうか?
きっと新しい発見があると思うよ(*´ω`*)
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