総合系コンサルタントってどんな仕事?残業時間や給与もチェック!転職情報も!!
コンサルタントへの転職に興味があるけれど「総合系」や「戦略系」など業界の仕組みがイマイチ良くわからないという人はいませんか?コンサルタントの仕事と言われますと確かにわかりにくい部分があるものです。
本記事では総合系コンサルタントの仕事内容から残業時間や給与まで徹底的に解説しています。
さらには求められる人材像など転職者向け情報も満載。総合系コンサルティングファームへの転職を希望されている方は是非チェックしてみてください。
<総合系コンサルとは?どんな仕事なの?>
わかっているようでよくわからない仕事の一つがコンサルタント。「会社が抱える諸問題を外部の人間が解決する」ということだけはわかっても、その具体的な仕事内容はイマイチピンとこないものです。
しかもコンサルと一口にいっても、総合系コンサル、戦略系コンサル、IT系コンサルなど、色々なコンサルが存在しています。それぞれの違いはなんなのでしょう?
まずはそれらの違いについて解説していくと共に、その仕事内容をざっくりとご紹介します。
コンサルと聞くと「経営陣に雇われて、様々な観点から会社の抱える問題をあぶりだし、それに対して何かしらのソリューションを提供する」というイメージをお持ちの方も多いかと思います。
そのイメージにぴったりなのが総合コンサルです。ソリューションの幅は広く、戦略策定からシステムの導入まで色々なことを行います。それゆえに「総合系」と呼ばれるワケです。
では戦略系コンサルはどんなことを行うのでしょう?名前の通り戦略を立てるのが仕事です。海外進出の戦略を立てる、M&Aの戦略を立てる、マーケティング戦略を立てるなどです。総合系と比較すると、経営陣に寄り添ったコンサルといったイメージです。
IT系コンサルはその名の通り、IT技術を用いたソリューション提供が主な仕事です。ERPの導入支援であったり、独自システムの開発であったり、総合系コンサルのIT部分を切り出したようなイメージです。
このようにコンサルと一口に言っても、その仕事内容は様々です。
<主要な総合系コンサルとその特徴>
続いては主要な総合系コンサルティングファーム4社について、その特徴などをご紹介していきたいと思います。
<デロイトトーマツコンサルティング>
総合系コンサルティングファームの中でも最大級の売上 を誇っているのがデロイトトーマツコンサルティングです。
世界四大会計事務所(Big 4)の一つであるデロイトトウシュトーマツのメンバーで、国内においては日本最大級の監査法人である有限責任監査法人トーマツに所属しています。そのため日系の総合系コンサル会社として扱われますが、活動自体はグローバルです。
ベースが会計事務所ということで、金融系のコンサルティングに強いのですが、仕事内容は多岐にわたっています。
<アクセンチュア>
総合系コンサルティングファームの中でもIT系に強いのがアクセンチュアです。各種業界の様々な問題をIT技術によって解決していきます。
とはいえITだけではないというところがアクセンチュアの強みです。徹底的に業務内容を洗い出し、各現場にとって最適なシステムを考案します。だからこそ、ITコンサルではなく総合系としてその名を轟かせているワケです。
<PwC>
世界四大会計事務所(Big 4)の一つがPwC(プライスウォーターハウスクーパース)です。本社はロンドンにあります。会計事務所をベースとしているため、デロイトトーマツ同様に金融系のコンサルに強いファームです。
またグローバルな案件が多いという特徴もあります。そのため海外支社とのやり取りも日常的。海外の仕事でキャリアを積みたいという人にとっては見逃せないファームの一つです。
<アビームコンサルティング>
日系の総合コンサルティングファーム代表と言えるのがアビームコンサルティングです。日本と主にアジア圏で展開しています。日系ということでメインのクライアントとなるのは日系企業。
ERPの導入をはじめとしたITソリューションの提供、アジア域への進出サポート、M&A戦略、人事系システム改善など幅広いサービスを展開しています。コンサルへの転職に興味はあるけれど、外資系はちょっと怖い…という人は要チェックの1社です。
<総合系コンサルの働き方をチェック>
さて、総合系コンサルの働き方はどのようなものなのでしょう?残業時間と給与という軸からチェックしていきたいと思います。ざっくり言えば仕事はハードだけど給与は良いという世界なのですが、そのリアルに迫っていきます。
<残業時間はどれくらい?>
コンサルというと長時間労働というイメージが付きまといます。「クライアントよりも長時間働いてナンボ」と確信しているマネージャーが少なからずいることも事実です。
例えば口コミサイトでデロイトトーマツコンサルティングの残業時間をチェックすると平均80時間ほど。プロジェクトによっては100時間を超えるという記述が見つかります。一般的には「うわっ!」という残業時間ですが、コンサルならまあそんなものかなというレベルです。
もちろんコンサル業界にも働き方改革の波は押し寄せており、かつてに比べればずいぶんと改善されています。とはいえ「クライアントよりも長時間働いてナンボ」という世界感が完全に払しょくされるには時間がかかりそうです。
<気になる給与もチェック!>
続いては気になる給与についてチェックしていきましょう。デロイトトーマツコンサルティングの平均年収は約800万円です。
世の平均的な給与水準と比較すると、それなりに高給取りと言えます。そのほかPwCの平均年収は1,000万円オーバーです。平均ということを考えると、かなりの高給取りです。
ちなみに日系のコンサルと外資系のコンサルを年収だけで比較すると、外資系の方が高い傾向にあります。
<総合系コンサルではどんな人材を求めている?>
仕事はハードだけれど給与は良い。そんな企業に転職したい!と考えている人も少なくないはず。
本章では総合系コンサルで求められる人材像についてご紹介していきます。「当てはまる!」という方は総合系コンサルへの転職にぜひトライしてみてください。
<人当たりが良い>
コンサルというと、仕事はシビアで人間味に欠けると思われることもありますが、実際にはそんなことはありません。むしろ人間味にあふれた人当たりの良い人ばかりが出世していきます。
それはなぜか?その理由はクライアントと密に関わる必要性にあります。そもそもコンサルの仕事はクライアントが抱える問題を解決することです。そこにはクライアントへのヒアリングが欠かせません。
クライアントは一般的に表面上の問題を提示してきます。「多すぎる在庫を何とかしたい」といった要望です。この問題を素直に「在庫が多いなら生産量を減らしましょう」と答えてもコンサルの仕事にはなりません。
なぜ過剰な在庫が発生してしまうのか、過剰な在庫の扱いはどうなっているのかといった問題に目を向けられてこそ、コンサルの仕事です。”過剰在庫”には色々な理由が隠されています。
在庫管理をする人へのヒアリング、生産ライン作業者へのヒアリング、物流担当者へのヒアリングなどは欠かせません。そして現場の人に心を開いてもらうためには人当たりの良さが必須なのです。
現場から集めた情報を色々な視点から検討し、問題点を洗いだす。そうすることによって、クライアントも想像していなかった原因と改善案が見つかります。これこそがコンサルタントの仕事です。
<専門性と広い視野>
コンサルタントと言えばすべての仕事に精通しているといったイメージを持たれることもありますが、さすがにそれは難しいです。新卒採用者であれば幅広い知識を身につけますが、中堅以上になりますと専門性を意識するようになります。
工場の精算ラインに特化したコンサルタント、物流業務に特化したコンサルタント、M&Aに特化したコンサルタント、人事業務に特化したコンサルタント。そういった各方面のプロフェッショナルが集まったのが総合系コンサルティング会社です。幅広い視野と自分なりの専門性、その両立ができているからこそ、コンサルタントとして結果を出せます。
<心身共にタフ>
コンサルタントの仕事は心身共にタフでなくては成り立ちません。単純に長時間労働を強いられることもありますし、色々なプレッシャーに耐えなくてはならないこともあるからです。
実際コンサルの最前線で働いている人はかなりアグレッシブ。サーフィンを楽しんだり、フルマラソンに挑戦したり、ジムで身体を鍛え上げたり。忙しい仕事の合間をぬってスポーツに挑戦できるくらいのタフさが求められます。
<コンサルへの転職を目指すなら:3つのポイントを解説>
続いてはコンサルへの転職を目指す場合に抑えておきたい3つのポイントについて解説していきたいと思います。どの項目も重要ですからしっかりと対応してください。
<①ロジカルシンキングの勉強は必須>
コンサルタントという頭脳集団を支えているのがロジカルシンキングという考え方です。例えば何か要素をリストアップする際、MECE(モレなくダブりなく)という概念が必須です。
そういった効率的な考え方を貫いているからこそ、コンサルタントという仕事が成り立つというワケです。
そのためコンサルティングファームに新卒採用で入ると、とにかくロジカルシンキングを徹底的に叩き込まれることになります。
ですから中途でコンサル業界を目指すのであれば、ロジカルシンキングの勉強は欠かせません。ロジカルシンキングに関してはさまざまな書籍が販売されていますので、ぜひ手に取ってみてください。
<②コンサルでは前職の思わぬ経験が活きる>
前章でコンサルタントには専門性が必要ということをご紹介しました。中途でコンサルタントを目指すのであれば、この専門性こそ最大のアピールポイントとなります。
製造業の現場にとにかく詳しい。物流の現場にとにかく詳しい。そういった経験が活きてくるものです。
中途採用を目指すのであれば、これまでの経験を一度整理しておきましょう。そして職務経歴書に詳細に記載しておくことをおすすめします。
<③体力に自信があれば積極的にアピール>
コンサルと言えば頭脳勝負と思われがちなのですが、ここまでご紹介してきた通り体力勝負という一面もあります。
そのため「体力には自信があります」というアピールは採用担当者の心に響くものです。もし体力に自信があるのなら自己PRなどで積極的にアピールしておきましょう。その一言が採用に繋がる可能性は大です。
<総合系コンサルに興味があれば、チャレンジしてみよう!>
(筆者ではございません。)
総合系コンサルとは?ということに始まって、主要総合系コンサルの特徴、コンサルに求められる人材像とご紹介してきましたが、気になる情報は見つかりましたか?
仕事がハードになりやすいというネガティブな側面もありますが、それ以上にやりがいのある職場です。本記事を読んで「総合系コンサルに挑戦してみたい」と思えたら、ぜひトライしてみてください。これまでの仕事とは全く違う、刺激的な日々が待っているはずです。
とはいえ、挑戦してみたいけど何から始めれば…という人も多いかと思います。その場合にはコンサル業界専門の転職エージェントであるReBornに登録してみてください。コンサル業界への転職を成功させるためのノウハウを提供しています。
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