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【実例あり】志望動機はこう書く!未経験者がコンサルタントに転職する前に知っておくべきこと

コンサル未経験者のなかには、機会があればコンサルタントに転職したいと考えている人はいるでしょう。しかし、「コンサルタントとはどんな仕事か具体的に分からない」「そもそも志望動機はどう書けばいいのかよく分からない」という疑問も浮かぶと思います。

そんな疑問に答えるために、ここからは、

1. コンサルティング業界の仕事内容

2. 志望動機をまとめるためのネタ準備の方法

3. 志望動機の実例

4. コンサルティング会社に入社後の話

について紹介します。

未経験者でコンサルティング会社への就職を考えている人は、ぜひ当記事をチェックしてください。

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<志望動機を書く前に!コンサルティング業界をきちんと知ろう>

コンサルティング業界は、一般によく知られている製造業、流通・小売業、サービス業などとは大きく異なる点があります。そのことを十分に理解しないまま志望動機を書いても採用担当者の心には響きません。むしろ、マイナスの評価にもなってしまいます。

そのため、コンサルティング業界をきちんと知った上で、志望動機を書きましょう。

<コンサルタントとはどんな仕事?>

コンサルタントという仕事を理解するうえで、まずはそのビジネスモデルを理解するしましょう。

製造業、流通・小売業などは、価値を付加するビジネスモデルです。製造業であれば、部品から完成品を作り上げることで価値を付加します。

流通・小売業であれば、メーカーの倉庫にある在庫を店の店頭に陳列して一般消費者が手に取れる状態にすることで価値を付加します。

いずれの場合も、成果は再現可能で制御可能な業務、言い換えればマニュアル化できる業務から生み出すことができます。

しかし、コンサルタントの業務は必ずしもマニュアル化できるとは限りません。なぜなら、コンサルタントのビジネスモデルは、基本的に顧客企業が抱える問題(当然顧客によって抱える問題は異なる)を診断して解決するためのものだからです。志望動機を書く前に、まずはこの違いを理解することが何よりも重要です。

コンサルタントとして仕事をするうえで実践的なアドバイスが2つあります。一つは仕事に優先度をつけること。もう一つは顧客対応です。

コンサルタントになると上司から複数の案件を任されるのが一般的です。優秀なコンサルタントでも凡庸なコンサルタントでも1日は24時間しかありません。したがって、限られた時間の中で任された案件を効率的に前に進めるためには、必要なことを洗い出し優先順位の高い仕事から片づけることが重要になってきます。

次は顧客対応です。先に説明したように、コンサルタントの仕事は、基本的に顧客企業が抱える問題を診断して解決するためにあります。そのため、場合によっては契約にはない別の問題の解決を求められることがあります。

そうなれば、当初の契約以上にコンサルタントの人件費が膨らむことも少なくありません。そういう時は、きっぱりと断るべきです。そのうえで、そのためには追加料金がいくらかかるかを提示しましょう。

いずれにしても、所属する会社側からも顧客企業からも、コンサルタントとしてのあなたに期待されているのは、任された案件を成功に導くことです。

<h4>他の業界よりハードだと理解すべし</h4>

コンサルタントは、それぞれ自分が得意とする分野を持っています。しかし、任される案件がその通りになる訳ではありません。

むしろ、それまで未経験の分野の案件を任されることの方が多いかもしれません。そういうときは、短時間で顧客と同じレベルあるいはそれ以上のレベルにキャッチアップすることが求められます。

そういう意味では、自分の得意分野を生かせる他の業界よりコンサルタント業界の仕事はハードです。それをハードと感じるか、やり甲斐があると感じるかは人それぞれです。コンサルタントには後者のような人が向いています。

ただし、コンサルタント業界にも政府が掲げる「働き方改革」の波は少しずつ押し寄せており、残業規制が導入されつつあります。

そのため、昔の外資系のコンサルにみられるような毎日のように始発(終電ではありません)で家に帰るという超ハードな働き方は少なくなっています。

そんな今だからこそ、コンサルタントに興味があったけどハードだから敬遠していた人にとって、コンサル会社に入社する良い機会です。

<h3>コンサルタントにも種類が沢山!</h3>

一口にコンサルタントといっても沢山の種類があります。ここでは、代表的な戦略コンサルタント(経営コンサル)、ITコンサルタント、人事コンサルタント、財務コンサルタント、シンクタンク系コンサルタントについて、その仕事内容を簡単に説明します。

<h4>戦略コンサルタント(経営コンサル)</h4>

戦略コンサルタントは、主に顧客企業の戦略を立案します。戦略とは、簡単に言えば、長期的な視点に立って企業が持つ経営資源をどのように活用するかを計画することです。

ポイントとなるのは、長期的かつ全体的な視点を持つことです。MBAや中小企業診断士の勉強は、そういった長期的かつ全体的な視点を養うことにもなります。コンサル未経験者であっても、こういったMBAや中小企業診断士の資格を持っていれば、採用担当者に関心を持ってもらえるかもしれません。余裕があれば、それらの資格取得に挑戦することをすすめます。

<h4>ITコンサルタント</h4>

ITコンサルタントは、顧客企業のIT戦略の立案から情報システムの開発・導入・運用の支援までを行います。

ポイントとなるのは、顧客企業が情報システムを使って実現したいと思っていることを見える化することです。これを要件定義と言います。

顧客企業は、情報システムを使って何をしたいのかよく分かっていないことは少なくありません。また、情報システム開発に失敗して裁判沙汰になる事例の多くは、この要件定義がうまくいかなかったことに原因があります。

コンサル未経験でも、システムエンジニアとして要件定義を経験している人には、この仕事は向いていると言えます。

<h4>人事コンサルタント</h4>

人事コンサルタントは、組織構造改革、人事戦略、人事制度などコンサルティングの対象は多岐に渡ります。

組織構造改革は、主に大企業を顧客とし、いわゆる大企業病を治して風通しのよい組織風土に改革することも含まれます。

ただし、人事コンサルタントが顧客企業の組織的な問題を踏まえて提案しても、現場の抵抗に遭うため、一筋縄には行かない側面もあります。

人事戦略は、組織目標を踏まえたうえで、どのような人材を採用・教育していくかを長期的な視点に立って提案します。また、人事制度は、顧客企業が、自社社員の業務の遂行度などを評価し人事施策に反映させる仕組みを提案します。

いずれにしても、企業で人事部門を担当した経験のない未経験者にとって、人事コンサルタントはハードルが高い仕事だと言えます。

<h4>財務コンサルタント</h4>

財務コンサルタントは、主に財務の仕事、つまり顧客企業の資金需要と資金調達を調整します。また、近年は企業の合併・買収(M&A)の仕事が増えています。

こういった財務コンサルタントの仕事は、やはり未経験者にとってハードルが高い仕事だと言えます。ただし、未経験者が財務コンサルタントになれないという訳ではありません。企業で財務部門を経験した人や、経営企画室に在籍して事業計画を立案した経験をした人にとっては、財務コンサルタントへのハードルは低くなるでしょう。

<h4>シンクタンク系コンサルタント</h4>

シンクタンク系コンサルタントは、官公庁向けにリサーチの仕事などを行なっているシンクタンクが、民間向けにコンサルティングサービスを提供しています。

例えば、シンクタンク系の野村総合研究所や三菱総合研究所は、コンサルとITに強みを持っています。したがって、コンサル未経験者であっても、システムエンジニアとして上流工程の要件定義などを経験していれば、ITを武器にしてシンクタンク系コンサルタントになることは十分可能です。

(筆者ではございません)

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<志望動機に直結!自己分析してネタを準備しよう>

コンサル未経験者は、志望動機を書こうとしてもなかなかその内容が思いつかないこともあるでしょう。そういうときは、自己分析して志望動機のネタを準備しておくことをすすめます。

<なぜコンサルになりたいのか、きっかけは?問題解決に生かせるエピソードを見つけよう!>

コンサルタントは、一般に颯爽とした身のこなしで高収入を稼ぐビジネスパーソンというイメージがあります。しかし、それを志望動機として話しても採用担当者の心には刺さりません。

実践的なアドバイスの一つは、まずは自分ののスキルや経験を振り返り、問題を解決したエピソードを見つけることです。そして、そこで得た自分の知見やスキルがを、今後も、顧客企業の抱える問題解決に生かしたいせるということを、志望動機にすることアピールすることをおすすめしますです。

たとえば、前職で生産管理を担当していたとすれば、顧客の工場の歩留まり改善に役立てるたい、という具合です。

<どの分野のコンサルタントを目指すか決めるす?>

どの分野のコンサルタントを目指すのかを前もって決めておかなければ、説得力のある志望動機を書くことはできません。

先に説明したように、上流工程を経験したシステムエンジニアであれば、IT戦略を立案するITコンサルタントを目指すのもいいでしょう。また、企業で財務部門を経験した人であれば、財務コンサルタントを目指すのもいいでしょう。

いずれにしても、未経験者であっても、これまでの経験が生かせる分野のコンサルタントを目指す方が得策と言えます。

<自分が思い描くコンサルタント像を明確にする>

コンサルタントという仕事は様々な分野で需要があり、その仕事内容も多岐に渡ります。したがって、特に未経験者は漠然としたコンサルタント像しか思い描けないかもしれません。しかし、それでは志望動機に説得力を持たせることはできません。

志望動機に説得力を持たせるためには、コンサルタントとしての具体的な自分の像を思い描くことが何よりも重要になってきます。具体的には、自分が目指す分野でどのような成果をあげられるのか、そのためには自分は何ができるのかということです。

<未経験を武器にする>

コンサル未経験者は、就職活動をするにあたって未経験者であることを武器にすることもできます。未経験者の強みは、自分が目指そうとする分野の前提や常識にとらわれないことです。そのことを、採用担当者にしっかりと伝えましょう。

実践的なアドバイスは、未経験者だからこそ企業を成功に導いた事例を自分の言葉で語れるようにしておくことです。

<晴れてコンサルティング会社に入社するとどうなるか>

晴れてコンサルティング会社に入社した先に、天国が待っているか地獄が待っているかは、あなた次第です。

<下積み期間でみっちり鍛えられる>

先に説明したように、コンサルタントはマニュアル化できない問題を診断して解決します。そのため、未経験者であれば、下積み期間は先輩コンサルタントの下でみっちりと鍛えられ、こうした暗黙知を身につけることが求められます。

また、コンサルタント会社のなかには、上司が部下のコンサルタントの能力以上の仕事をあえて与え、部下がそれをどうこなすか見るというところもあります。

いずれにしても、こうした下積みを苦手とする人は、そもそもコンサルタントには向いていません。

<結果を出さないと案件から外される>

コンサルタントとしての成果は、顧客が増えて○○○○万円売上が上がった、業務が効率化され○○人分の人件費が浮いた、など、数字で評価されます。

製造業や流通・小売業のように物を作っている訳ではありませんので、場合によっては成果を残せないことも少なくありません。そういうときは、案件から外される可能性があります。

最悪なのは、顧客企業から「担当しているコンサルタントを替えて欲しい」と言われることです。そういった事態になれば、コンサルタントとしてのキャリアにも傷がつきます。

<残業は減っており、年収は高収入>

コンサル業界にも残業規制が導入されつつあり、この業界の代名詞でもある残業が減ってきています。さらに嬉しいことに、残業が減ってもコンサルタントの年収は高止まりしたままです。

これは、ワークライフバランスを重視した働き方を望んでいるコンサル未経験者にとって絶好の機会です。自身の頑張りようによっては、仕事と生活を両立しながら高収入を得ることも夢ではなくなってきています。

<最後に>

ここまで、主にコンサル未経験者を対象として、コンサルティング業界の仕事内容、志望動機をまとめるためのヒント、そしてコンサルティング会社に入社した後の話を紹介してきました。

政府は働き方改革として、働く人それぞれのスタイルにあった働き方ができるように様々な施策を講じています。そういった追い風もあり、コンサル未経験者がコンサルタントとして活躍できる社会の実現も目の前に迫ってきていると言ってもいいでしょう。

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