資格を取得してコンサルタントを目指そう|戦略系からIT系まで役立つ資格を大公開
コンサルタントへの転職を目指している皆様、転職に役立つ資格をお探しではありませんか?もし取得するべき資格でお悩みならぜひ本記事をチェックしてみてください。
戦略系コンサル、IT系コンサル、会計系コンサルそれぞれで求められる資格について徹底解説しています。今から勉強すべき資格がきっと見つかるはずです。さらにはコンサルタントの基礎知識ともいえるロジカルシンキングについてもご紹介。そちらも併せて参考にしてみてください。
<コンサルタントに資格は必要?>
転職でコンサルタントを目指す場合、資格は必要なのでしょうか?単純に資格が必要か否かという話であれば、コンサルタントになるために資格は必要ありません。とはいえ、資格を持っている方が転職に有利になることは事実です。
ではどんな資格がコンサルに求められるのでしょうか?そんな疑問にお答えすべく、おすすめの資格をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。コンサルタントになりたいという情熱にプラスして資格があれば鬼に金棒です。
<コンサルタントと言っても種類は様々、求められる資格も様々>
コンサルタント向けの資格を説明する前に、コンサルタントの種類についてチェックしておきたいと思います。一口にコンサルタントと言っても、種類は様々です。当然ながらその種類に応じて求められる知識も資格も異なっています。
例えば戦略系コンサルティングファームでは調査分析結果をベースとして、経営課題の解決を目指すのに対し、IT系コンサルティングファームでは文字通りITシステムの導入をベースとして課題解決に取り組みます。
前者ではITに関する知識はそれほど必要ありませんが(あるに越したことはありません)、後者であれば必須の知識と言えます。あるいは財務系コンサルティングファームでは当然のように会計知識が必要とされます。
<コンサルタント全般で役立つ資格とは?>
まずはコンサルタント全般で役立つ資格についてご紹介します。何を取るか迷ったら、ここから攻めることをおすすめします。
<中小企業診断士>
最もコンサルタントらしい資格と言えるのが中小企業診断士です。資格の名称だけを聞きますと、中小企業の経営に特化した資格のようにも見えますが、実際にはそうではあります。
問われる知識は企業の経営に関わるものばかりで、中小企業に限らず、すべての企業に対して応用が利くものです。それゆえ、コンサルタントの基礎知識として、戦略系であれ、IT系であれ、役立つ資格と言えます。
現状コンサルタントとして働いている人も取得を目指す資格の一つです。簡単に取得できる資格ではありませんので、持っていると評価に繋がりやすい資格です。
<TOEIC>
ベタな資格ではありますが、TOEICで高得点を取っていると高評価です。特に外資系コンサルティングファームでは英語を使う機会も多く、TOEICを受験しているのは当たり前です。英語がある程度できるという自信があるのなら、必ず受験しておきましょう。コンサルへの転職に限らず、受験しておいて損はありません。
なお、外資系だから応募時点で英語力が必須なのかと言えば、必ずしもそうとは言い切れません。例えばマッキンゼーでは中途採用者向けの質問ページでは、入社タイミングで英語力を求めることは無いとしています。
もちろん仕事をしていく上で英語力が必要になるため、勉強する事は欠かせませんが、現時点で英語力に自信が無いからと諦める必要はありません。
<PMP(Project Management Professional)>
コンサルタントの仕事は「プロジェクト」と呼ばれる単位で動きます。そしてプロジェクトを成功に導くためにはマネジメント能力が欠かせません。
そんなプロジェクトのマネジメント能力を問われるのがPMP(Project Management Professional)です。国家資格ではありませんが、国際的な資格として世界的に評価されます。
PMPを受験するためには、受験資格を満たさなくてはなりません。4年制大学卒以上、もしくは相当する資格を持っており、なおかつ36か月のプロジェクトマネジメント経験があることなど、厳しい受験資格が設けられていますので、興味をお持ちの方は、まずは受験資格を満たしているのかをチェックしてみてください。
さらに受験資格を満たした上で、35時間のPM研修を受講する必要があるため、受験の準備はお早めに。
<戦略系コンサルタントで役立つ資格とは?>
続いては戦略系コンサルティングファームで求められる資格について解説していきたいと思います。そもそも戦略系コンサルティングファームでは「経営課題の発見・解決」が求められます。そのため、経営に関する知識は必須といえますし、求められる資格も経営に関する知識を求めるものとなります。
<MBA>
戦略系コンサルティングファームで役立つ資格の代表ともいえるのがMBA(経営学修士)です。修士号ですから、試験を受けて合格すれば得られるというものではありません。然るべき大学で、然るべき課題をこなしたうえで得られるものです。
容易に取得できる資格ではありませんが、土日や夜間を利用しての受講や、オンライン講座での受講も可能ですから、我こそはという方はまずは自分に合った受講方法を見つけることが大切です。
<IT系コンサルタントで役立つ資格とは?>
IT系コンサルティングファームでは、課題に関し、IT技術を使ったソリューションを提案する事が一般的です。当然ですが、ITに関する知識を持っていないと仕事になりません。逆に言えば、ITに関する知識を問われる資格を持っていると評価に繋がります。
<基本情報技術者>
IT系コンサルを目指す若手におすすめしたい資格が基本情報技術者です。名前の通り、IT技術に関する基礎的な知識が問われます。
出題範囲は幅広く、プログラミングはもちろんのこと、ソフトウェア、ハードウェア、インターフェース、データベース、セキュリティなど、IT系としては抑えておきたい知識ばかりです。
IT未経験からIT系コンサルタントを目指す場合には、広範囲の知識を身に着けるという意味でも受験することをおすすめします。
<プロジェクトマネージャー試験>
ITの基礎知識は身に着けており、もう一歩上のレベルを受験したいという場合にはプロジェクトマネージャー試験に挑戦してみましょう。ITに関する幅広い知識に加え、プロジェクトを円滑に進めるために必須の進捗管理やメンバー育成といった分野に関しても出題されます。
今すぐにプロジェクトマネージャーになる予定はないという人にとっても役立つ知識ですから、勉強して損することはありません。
<ITコーディネーター>
IT系コンサルとして仕事をしていく上で、クライアントに提案するというのも大切な業務の一つです。そこで役立つ資格がITコーディネーターの資格。問われる知識は経営に関する知識とITに関する知識です。
企業が抱える問題に対し、いかなるソリューションを提供できるのか、それこそが本資格の特徴と言えます。難易度の高い資格ですが、挑戦してみることをおすすめします。
<財務系コンサルタントに役立つ資格とは>
続いてはPwCやデロイトトーマツに代表される財務系コンサルを目指す人におすすめの資格についてご紹介していきます。
<公認会計士>
財務系コンサルで高く評価される資格と言えばやはり公認会計士です。監査をするのに必須の資格ですから、公認会計士を取得するだけで道は大きく拓けてきます。ただし難易度は非常に高く、いわゆるBIG4に所属しながら取得を目指す人も多い資格です。
転職のために公認会計士を取得するというよりも、転職前から勉強を開始し、転職後に資格取得を目指すというのが現実的かもしれません。
<コンサルタントを目指すならロジカルシンキングの勉強も!>
ここまでは資格について注目してきましたが、コンサルタントを目指すのであれば、忘れてはいけない勉強があります。
それはロジカルシンキングです。コンサルタントの基礎の基礎として、新卒入社以来叩き込まれる知識ですから、中途採用を目指す場合にもやはり勉強しておく必要があります。
ロジカルシンキングに関する書籍は多数ありますが、その概要をつかむためには「ロジカル・シンキング/照屋 華子・岡田 恵子」からスタートする事をおすすめします。
マッキンゼー出身の著者が同社で育まれた「ロジカルシンキング」について詳細に伝えています。日本でロジカルシンキングという言葉を流行らせたきっかけともいえる一冊ですから、ぜひご一読ください。
さらに深くロジカルシンキングについて学びたいのであれば、「考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則/バーバラ・ミント」をチェックしてみてください。スラスラと読める本ではありませんが、この本をしっかりと理解・実行できるようになれば、かなりの力が身につきます。
<まとめ:資格取得でコンサルタントへの道を切り拓こう>
(筆者ではございません。)
コンサルタントを目指す人におすすめの資格をご紹介してきましたが、気になる情報は見つかりましたか?
コンサルタントになるために資格は必須ではありません。けれど、ここに挙げた資格を持っていると転職に有利になるのは事実です。
どれも簡単な資格ではありませんが、だからこそ取得する事に価値があると言えます。コンサルを目指す皆様はぜひトライしてみてください。
なお、コンサルに興味はありつつも、そのためにはどんな資格が必要か、ロジカルシンキングをどう伸ばせばいいか迷っている方も多いかと存じます。そんな時にはぜひ『ReBorn』に登録してください!
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