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人は現状維持したがる動物である

こんにちは、rebornの羽渕です。今日もコミュニケーションが楽になるためのヒントをお伝えしていきます。

人は自動で現状維持に戻ってしまう

キャリブレーションをしていく、相手の期待値を調整していくときに、まずホモサピエンスという私達の体を理解することがすごく大事です。人間には現状維持機能、通称ホメオスタシスというものが備わっています。

例えば、サウナとか夏の暑い環境にいると皆さん汗をかきますよね。
この汗は、体温を現状維持の元のままに戻そうという動きなのです。汗をかこう、と意識して汗かいてるわけではありません。
逆に寒くなると震えますよね。これは震えることによって、体を動かして熱を出すのです。

このように、人には現状維持に戻ろうとするような習性が備わっています。

人のエネルギーのほとんどは体温維持に使われます。熱を出したり、汗をかいたりしながら適切な体温になるよう、自動で調整しています。だから基本、人は現状維持をしたいのです。人というより、人類は現状維持したいのかもしれません。

人類の本能を理解した方がラク

経営者の人は、現状維持ではなく、未来に向けて挑戦しなければ!という人が多いですよね。でも、人類の現状維持をしたがる機能からすると、未来志向の考え方はちょっと変わってるというか、言ってしまえばバグってるんです。

逆に、いろんな言い訳をしてやらないっていうのは、実はすごく人間らしいのです。人類は基本的には現状維持でいたい。その本能のままに動いた方がいたとしても、それはそういうもの、人類はそうなんだね、と思う方がラクかな思います。

そこからどう期待値を調整していくか、キャリブレーションをしていくかっていうのが大事です。まずは人類が現状維持したがる生き物だ、ということを認めていきましょう。


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