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カルチャーを変えるためにはリーダーが変わるしかない

こんにちは、rebornの羽渕です。今日もコミュニケーションが楽になるためのヒントをお伝えしていきます。

前回のnoteで人事制度をいくら作ったとしても、カルチャーが変わっていなければ制度は形骸化すると書きました。でもそもそもカルチャーって何?どう浸透するの?ということについて深めていきます。

カルチャーとは

まずカルチャーとは、ある哲学に基づいた人々の行動の振る舞い全般のことを言います。

わかりやすくするために仏教で説明すると、仏教ってブッタの哲学・価値観が反映されていますよね。それに基づいて、例えばお酒を飲んじゃいけないとか、利他の心で徳を積みましょうとか色々なルールや心掛けのようなものがあります。それに共感した人たちが、仏教の哲学に基づいた行動で日々を過ごす。

これがまさに「カルチャー」です。

カルチャーを作ってるのは誰か

カルチャーに大きな影響を及ぼしているのはリーダーです。例えば先ほどの仏教でいうブッタは会社で言うと社長にあたります。

会社には社長や創業者の価値観があって、それを体現するマネージャーがいますが、彼らは仏教でいうと弟子みたいなものです。

コミュニケーションがしんどい・伝わらないっていう状況で何がボトルネックなのかというと、経営者の次の方、つまりマネージャークラスの方がそのカルチャーを体現してないという場合が多いです。

仏教の例に例えると、みんなが仏教の価値観に沿って振舞っているのにマネージャーだけがキリスト教徒みたいな状況です。そうなると両者には根本的に異なる部分があるのでぶつかったり揉めたりしますよね。

また、その状況下でキリスト教の下にいるメンバーはどうなるかというと、マネージャーはキリスト教っぽいことを言うけど、社長は仏教的なことを言うのでどっちを聞けばいいかわからなくなってしまいます。コミュニケーション量が多いのはマネージャーになるので、メンバーたちは結果的にマネージャーと同じキリスト教になるわけです。こうなると、社内政治だったり、他部署との争いとかにも繋がりかねません。

これを解決するのがキャリブレという考え方です。

会社の価値観を体現する存在が必要

社内のコミュニケーションを楽にするためには、価値観やカルチャーに共感した人にリーダーになってもらうことが大事です。

これは社長にも当てはまるのですが、よく跡継ぎの手段として、自分の息子さんとか娘さんだけじゃなくて、外部から入れるっていうケースもあるんですよね。その場合、価値観が異なることで戦いが起きてしまうことが多々あります。例えば倫理感を大切にしてたのに、急に数字を追う経営スタイルに変わったなど。そうなるとメンバーやマネージャーとの軋轢が産まれてしまいますよね。

カルチャーが変わると組織全体が変わっていきます。何か浸透させたいカルチャーがあるなら、カルチャーを体現する存在は必要不可欠です。



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