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人事制度には会社のメッセージが込められている

こんにちは、rebornの羽渕です。今日もコミュニケーションが楽になるためのヒントをお伝えしていきます。

人事制度って皆さんどんなイメージ浮かびますか?例えば四半期ごと・半期ごとに評価されるとか、それによって昇給とか昇格が決まるとか、そんなイメージかなと思います。

人事制度ごとのメッセージ

人事制度がない組織には社会主義的な全員一律というメッセージが込められています。全員一律の形は存在していることに感謝して、それに対して報酬が支払われるという考え方です。やってもやらなくても同じ報酬になるので挑戦することも少なくなります。挑戦しない分大きなリスクも起きづらいというのも特徴です。

一方で人事制度は、ある等級、物差しに基づいてメリハリをつけるというのが特徴です。物差しに基づいて大切な方に報酬を渡したり、重要な役割をお願いしたりします。

日本の多くは物差しが、人につくのか・役割に就くのかという大体2択でわかれています。前者は職能等級と呼ばれるもので、経験を積み重ねてレベルアップして、能力によって報酬をあげようという考え方です。この場合、当然社歴が長い方の方が経験値的には高くなるので年功序列型になっていきます。職能等級には会社に長く貢献してくれる人に対して、報酬を払おうというメッセージが込められていることがわかりますね。

一方、後者は役割や職務に対して報酬を定めるという考え方です。重要なポストを担える方に対して、年齢や性別を問わず報酬が高くなっていきます。だから、若くても抜擢されやすかったり、あるいは年齢とか経験とかがあったとしても、役割を果たしていなければ、フィーは下がるというメッセージが込められています。より実力主義な考え方ですよね。

他にもいろんな物差しがあります。例えば成果主義。数字や成果を出してる方に対して、賞与を渡す形です。保険や外資系の業界で多い印象です。

人事制度を知らないことはゲームのルールをわかっていないのと同じ

このように、会社によって異なる物差しに基づいて、人事制度は決まります。皆さんの組織は、何に対してどんな物差しで報酬や役割が決まっているのかをぜひ観察しながら活動していただきたいです。会社の人事制度よくわかってないという状態はどうすれば評価されるか把握できていない状態なので、言ってしまえばそのゲームに参加してるんだけど、ルール知らない状態みたいなイメージですね。

人事制度を知るというのは、組織に属する上ですごく大事なことだな思うので皆さんぜひ関心を持ってみてくださいね。

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